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ユニリタ 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社ユニリタは、40年以上の歴史を持つITサービスカンパニーであり、データマネジメントとサービスマネジメントに関する深い知見とノウハウを核としている。金融機関や大手製造業など、主に大規模な顧客向けに、ITシステム運用管理ソフトウェアの開発・販売および関連サービスを提供している。

ビジネスモデルは以下の3つのセグメントで構成される。

  1. プロダクトサービス事業: メインフレーム(大型汎用機)やオープン系システム向けの自動化、帳票管理、BCP(事業継続計画)管理などのソフトウェア製品を提供し、高い収益性を確保している。既存顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化に注力。
  2. クラウドサービス事業: 幅広い企業・事業体向けにクラウド型のソフトウェアおよびサービスを提供。IT課題解決や業務アプリケーション、地方自治体等の社会課題解決を支援しており、成長領域と位置付けられているが、現状は先行投資段階で営業損失を計上。
  3. プロフェッショナルサービス事業: データマネジメント・サービスマネジメントの知見を活かし、コンサルティング、システムインテグレーション(SI)、アウトソーシングといった高付加価値の役務型サービスを提供。プロダクト・クラウドサービス利用顧客への包括的提案も行う。

収益構造は、プロダクトサービス事業が連結売上高の約37%を占め、高い営業利益率でグループ全体の利益を牽引する。クラウドサービス事業は連結売上高の約31%を占めるが、営業損失となっている。プロフェッショナルサービス事業は連結売上高の約32%を占め、着実に利益貢献している。研究開発投資は売上高の3.4%を占め、主にプロダクトとクラウドサービスに投じられている。

2. 要点(3行)

ユニリタは、IT運用管理ソフト開発・サービスを主軸に、メインフレームからクラウド、コンサルティングまで展開。高収益のプロダクト事業で安定基盤を築き、クラウド事業と新規領域への投資で成長を追求。潤沢な資金と政策保有株式の含み益を背景に、強固な財務と株主還元を両立する。

3. 経営者の質

代表取締役社長執行役員の北野裕行氏は、1994年の当社入社以来、営業、内部監査、コーポレートスタッフ、経営戦略など多岐にわたる部門を経験しており、事業運営全体および会社の内部事情に深く精通している。専務執行役員の藤原達哉氏も、ビーエスピーソリューションズの社長経験を含むキャリアを持ち、主要事業の現場を深く理解していることが伺える。経営陣は全体的に社内でのキャリアが長く、事業への深い理解と継続性を持つ者が多いと評価できる。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 104.4億円 115.5億円 119.8億円 116.9億円 123.4億円
経常利益又は経常損失(△) 8.3億円 11.3億円 11.6億円 10.0億円 11.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 5.2億円 7.5億円 8.2億円 7.2億円 7.7億円
包括利益 4.6億円 8.3億円 8.7億円 7.3億円 9.0億円
純資産額 109.7億円 113.3億円 117.3億円 119.7億円 123.8億円
総資産額 143.6億円 151.4億円 157.6億円 153.7億円 161.4億円
1株当たり純資産額 1,457.7円/株 1,501.16円/株 1,549.59円/株 1,577.93円/株 1,626.83円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 68.59円/株 99.81円/株 107.92円/株 94.57円/株 101.22円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 76.4% 74.9% 74.4% 77.9% 76.7%
自己資本利益率 4.7% 6.7% 7.1% 6.1% 6.3%
株価収益率 2630.0% 1810.0% 1820.0% 2050.0% 1900.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 6.4億円 14.9億円 14.6億円 4.3億円 11.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 0.7億円 -2.0億円 0.1億円 -1.2億円 -12.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -7.8億円 -5.1億円 -5.1億円 -5.2億円 -5.4億円
現金及び現金同等物の残高 72.8億円 80.5億円 90.1億円 88.0億円 81.2億円
従業員数 66800.0% 66900.0% 66800.0% 68100.0% 69800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 114.4億円 119.6億円
固定資産 39.3億円 41.8億円
資産 153.7億円 161.4億円
負債の部
流動負債 31.0億円 34.3億円
固定負債 3.0億円 3.3億円
負債 33.9億円 37.6億円
純資産の部
株主資本 114.6億円 117.3億円
評価・換算差額等 5.1億円 6.5億円
純資産 119.7億円 123.8億円
負債純資産 153.7億円 161.4億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 116.9億円 123.4億円
売上原価 50.2億円 54.9億円
売上総利益又は売上総損失(△) 66.6億円 68.5億円
販売費及び一般管理費 58.2億円 58.9億円
営業利益又は営業損失(△) 8.4億円 9.6億円
営業外収益 1.7億円 1.8億円
営業外費用 0.1億円 0.1億円
経常利益又は経常損失(△) 10.0億円 11.4億円
特別利益 0.7億円 1.2億円
特別損失 0.0億円 0.2億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 10.7億円 12.4億円
法人税、住民税及び事業税 2.8億円 4.6億円
法人税等調整額 0.7億円 0.0億円
法人税等 3.5億円 4.7億円
当期純利益又は当期純損失(△) 7.2億円 7.7億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 7.2億円 7.7億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 4.3億円 11.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -1.2億円 -12.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -5.2億円 -5.4億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.1億円 0.1億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -2.1億円 -6.8億円
現金及び現金同等物の残高 88.0億円 81.2億円
現金及び現金同等物の残高 88.0億円 81.2億円