パス株式会社(PATH corporation)は、化粧品ブランド「エクスボーテ」を展開するコスメ事業、およびTVショッピング等を主販路とするビューティ&ウエルネス事業を中核とする企業グループです。近年は多角化を急いでおり、再生医療関連(ヒト由来原料製造)、サスティナブル事業(微細藻類培養)、さらにAI・テクノロジー(放射線測定器・ロボット)、インベストメント(再生可能エネルギー用地等)へと領域を拡大しています。主要顧客は株式会社QVCジャパン(売上構成比15.5%)や株式会社ロッピングライフ(同12.3%)といった通販事業者です。競合環境は、EC化の進展やIT技術の向上により価格競争が激化しており、付加価値の高い自社開発商品の投入が急務となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
-9.2%
≧10%が優良
ROA
-8.5%
≧5%が優良
ROE
-15.1%
≧10%が優良
ROIC
-5.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-2.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 営業赤字の継続と多額の営業キャッシュ・アウトにより、「継続企業の前提に関する重要事象(GC注記)」が記載される極めて厳しい財務状況。
- 既存の美容事業の収益改善を進める一方で、M&Aや現物出資を通じてAI・テクノロジーや投資事業へ急拡大を図る、ハイリスクな事業転換局面。
- 第三者割当増資や新株予約権の行使により自己資本比率は75.5%を維持しているが、事業による現金創出力が欠如しており、資金繰りは外部調達頼み。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 17:15 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.5億円 / 予想: 0.2億円
-202.0%
売上高
実績: 6.0億円 / 予想: 44.2億円
+22.2%
2Q
営業利益
実績: -3.2億円 / 予想: -4.8億円
-283.3%
売上高
実績: 12.7億円 / 予想: 28.4億円
+12.6%
3Q
営業利益
実績: -5.2億円 / 予想: -4.8億円
-242.1%
売上高
実績: 17.9億円 / 予想: 28.4億円
+7.0%
通期
営業利益
実績: -7.7億円 / 予想: 未開示
-272.1%
売上高
実績: 23.7億円 / 予想: 未開示
+5.2%
3行解説
・売上高は微増(+5.2%)となったものの、主力事業の先行投資負担増や新興事業の失敗により、最終赤字が12.76億円(前期は2.76億円の赤字)へと大幅に拡大。 ・当初掲げていた中期経営計画を取り下げ、不採算のAI・テクノロジー事業を売却、マーケット・エクスパンション事業を廃止するなど、抜本的な事業再編を断行。 ・継続企業の前提に関する重要事象が記載される中、木質バイオマス発電施設の取得中止による資金回収や、既存事業の収益構造改革による黒字化を急ぐ局面。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -272.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -242.1% | -0.2% | -1.7% | +57.9% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -283.3% | -3.0% | -14.7% | -30.4% | -38.9% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | -202.0% | +1.1% | +1.8% | -1.2% | -7.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -20.9% | -3.1% | +4.2% | -1.5% | +14.2% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -19.7% | +0.2% | +1.1% | +0.6% | +0.0% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第35期(2024/04/01-2025/03/31)