巴川コーポレーション 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 利益構造の変化: 売上高は前期比2.2%増の344.3億円と増収を確保したが、原材料高や人件費増、設備投資に伴う償却費負担により営業利益は3.7%減の12.8億円に留まった。
  • 半導体・ディスプレイ事業の躍進: セグメント利益が前期比32.3%増(8.0億円)と大幅伸長。光学フィルムの好調と生産性改善が、トナー事業の受注減少や原材料高の影響をカバーした。
  • 次期の回復シナリオ: 2026年3月期は、トナー新製品投入や半導体関連の設備投資完了による寄与を見込み、営業利益9.2%増(14.0億円)の増益計画を掲げ、攻勢に転じる構え。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期(通期)の連結実績は以下の通り。

  • 売上高: 344.3億円(前期比2.2%増)
  • 営業利益: 12.8億円(前期比3.7%減)
  • 経常利益: 15.6億円(前期比4.7%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 7.4億円(前期比26.2%増)

進捗と勢いの変化: 本決算は通期実績のため、2026年3月期計画に対する「勢い」で見ると、売上高目標360億円に対し、前期比4.6%増の成長を見込んでいる。2025年3月期の第4四半期(1-3月)にトナー事業で市況低迷による受注減と樹脂価格上昇の影響が出ており、足元の営業利益の勢いは一時的に鈍化している。一方、税金費用の減少により最終利益は大幅増益で着地しており、ボトムラインは堅調。

3. セグメント別のモメンタム

  • トナー事業(勢い:足元減速・通期堅調): 売上高124.1億円(5.9%増)、営業利益8.4億円(4.1%増)。円安と価格転嫁により増益を守ったが、第4四半期に主要原料の樹脂値上げと受注減少が直撃しており、今後のコスト管理が焦点。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 344.3億円 +2.2% 336.9億円
営業利益 12.8億円 -3.7% 13.3億円
経常利益 15.7億円 -4.7% 16.4億円
当期純利益(親会社帰属) 7.5億円 +26.2% 5.9億円
包括利益 9.5億円 -63.9% 26.3億円
1株当たり当期純利益 73.05円 57.28円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 460.9億円 457.1億円
純資産 196.3億円 194.0億円
自己資本比率 33.1% 32.2%
自己資本 152.4億円 147.0億円
1株当たり純資産 1,511.71円 1,417.49円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 5.0% 4.1%
ROA(総資産経常利益率) 3.4% 3.7%
売上高営業利益率 3.7% 4.0%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 18.0億円 41.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -27.6億円 -17.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 5.0億円 -16.4億円
期末現金及び現金同等物残高 48.5億円 53.5億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 360.0億円 +4.6%
営業利益 14.0億円 +9.2%
経常利益 15.5億円 -1.1%
当期純利益 7.5億円 +0.1%
1株当たり当期純利益 73.09円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 0円 0円
期末 15円 15円
配当性向:当期 20.5% / 前期 26.2% 純資産配当率:当期 1.0% / 前期 1.1%