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大石産業 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

大石産業株式会社は、包装関連資材の製造販売を主軸とする企業です。主要なビジネスモデルは、「緩衝機能材事業」と「包装機能材事業」の二つのセグメントに大別されます。

緩衝機能材事業では、パルプモウルド製品(りんご用トレー、鶏卵トレー、持ち帰りドリンク用トレーなど)や段ボール製品を製造販売し、主に衝撃吸収や製品保護の機能を提供しています。包装機能材事業では、フィルム製品(食品容器用ポリスチレンフィルム、自動車向けキャストフィルムなど)や紙袋製品(製粉、飼料、合成樹脂、化学薬品用重包装袋など)を製造販売し、主に内容物の包装・保護機能を提供しています。

これら二つの主要事業に加え、情報処理機器の販売、ソフトウエアの開発・販売、デザイン関連事業、マレーシア国における日本産農産物等の輸入販売事業、および不動産賃貸事業を「その他」事業として展開しています。収益構造としては、売上高の大部分を緩衝機能材事業と包装機能材事業が占めており、その他事業からの売上高は比較的小さいです。なお、2026年4月1日付でIT子会社である株式会社アクシスを吸収合併し、デジタル化・DX化の加速を図る予定です。

2. 要点(3行)

包装関連資材(緩衝材・包装材)の製造販売を主軸とし、リサイクル素材活用や独自技術による環境配慮型製品に強みを持っています。 国内外に生産拠点を持ち、アジア市場での展開も図る一方で、原材料価格変動や為替リスクへの対応が課題です。 創業100周年を迎え、循環型社会への貢献と長期的な企業価値向上を目指す経営ビジョンを掲げています。

3. 経営者の質

代表取締役社長の山口博章氏は、1958年生まれで、1982年の当社入社以来、一貫して大石産業に勤務しています。パルプモウルド事業部の西日本・東日本営業部長、フィルム事業部長、事業本部東京支店長、紙袋・フィルム事業統括など、主要な事業部門の要職を歴任した後、2023年1月に代表取締役社長に就任しました。現在は包装機能材事業本部長と戦略推進事業部管掌も兼務しており、事業の現場から経営に至るまで、幅広い経験と深い理解を持っています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 197.5億円 217.9億円 219.6億円 234.8億円 234.9億円
経常利益又は経常損失(△) 15.3億円 14.0億円 13.5億円 11.3億円 9.9億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 10.6億円 9.0億円 10.7億円 9.4億円 7.2億円
包括利益 12.2億円 10.6億円 14.4億円 11.9億円 13.1億円
純資産額 157.3億円 165.5億円 177.4億円 187.2億円 196.1億円
総資産額 242.1億円 255.4億円 260.7億円 266.9億円 280.5億円
1株当たり純資産額 2,031.53円/株 2,130.11円/株 2,283.33円/株 2,395.75円/株 2,491.98円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 136.87円/株 116.84円/株 137.54円/株 121.57円/株 92.41円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 64.8% 64.6% 67.8% 69.9% 69.7%
自己資本利益率 7.0% 5.6% 6.2% 5.2% 3.8%
株価収益率 650.0% 780.0% 790.0% 1150.0% 1520.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 17.5億円 12.4億円 18.6億円 21.6億円 22.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -6.4億円 -11.2億円 -13.6億円 -17.7億円 -29.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -3.4億円 -3.3億円 -6.4億円 -3.9億円 -6.7億円
現金及び現金同等物の残高 76.2億円 74.2億円 72.9億円 73.1億円 60.1億円
従業員数 53100.0% 54500.0% 57900.0% 58200.0% 59400.0%
平均臨時雇用人員 7700.0% 7700.0% 7500.0% 7100.0% 7200.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 155.1億円 143.4億円
固定資産 111.8億円 137.1億円
資産 266.9億円 280.5億円
負債の部
流動負債 63.1億円 68.2億円
固定負債 16.6億円 16.2億円
負債 79.7億円 84.4億円
純資産の部
株主資本 178.6億円 181.6億円
評価・換算差額等 8.0億円 13.9億円
非支配株主持分 0.6億円 0.7億円
純資産 187.2億円 196.1億円
負債純資産 266.9億円 280.5億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 234.8億円 234.9億円
売上原価 191.6億円 190.5億円
売上総利益又は売上総損失(△) 43.3億円 44.4億円
販売費及び一般管理費 34.2億円 37.2億円
営業利益又は営業損失(△) 9.0億円 7.2億円
営業外収益 3.2億円 3.2億円
営業外費用 0.9億円 0.5億円
経常利益又は経常損失(△) 11.3億円 9.9億円
特別利益 2.1億円 2.3億円
特別損失 0.2億円 1.1億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 13.2億円 11.2億円
法人税、住民税及び事業税 4.0億円 4.2億円
法人税等調整額 -0.3億円 -0.1億円
法人税等 3.8億円 4.0億円
当期純利益又は当期純損失(△) 9.4億円 7.2億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.0億円 -0.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 9.4億円 7.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 21.6億円 22.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -17.7億円 -29.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -3.9億円 -6.7億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.2億円 0.4億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 0.2億円 -13.0億円
現金及び現金同等物の残高 73.1億円 60.1億円
現金及び現金同等物の残高 73.1億円 60.1億円