短信要約
1. 要点(3行)
- ワクチン特需の完全消失による大幅減益: 前期まで業績を牽引したワクチン接種関連の大型案件(BPO・WEB)が消滅し、営業利益は1.78億円(前年同期比85.9%減)と極めて厳しい着地となった。
- 「底打ち」を示唆する次期V字回復予想: 2025年12月期は売上高84億円(6.1%増)、営業利益5億円(180.0%増)と大幅な回復を見込み、配当も40円への増配(3期連続)を計画している。
- 構造改革に伴う一過性費用の発生: 高尾工場の操業停止・解体決定に伴う耐用年数短縮で減価償却費が約1.1億円増加するなど、次期以降の効率化に向けた「膿出し」を断行した決算である。
2. 直近の業績と進捗率
2024年12月期の通期実績は以下の通りです。
- 売上高: 79.15億円(前年同期比19.9%減)
- 営業利益: 1.78億円(同85.9%減)
- 経常利益: 2.21億円(同83.1%減)
- 当期純利益: 1.61億円(同78.4%減)
本決算のため進捗率は100%ですが、前期比での勢いは極めて低調です。特に利益面では、高採算だったワクチン関連案件の剥落に加え、工場の集約に伴う費用計上(営業利益・経常利益・税引前利益をそれぞれ約1.1億円押し下げ)が響きました。ただし、キャッシュフローベースでは営業CFを黒字で維持しており、財務基盤への致命的なダメージは回避しています。
3. セグメント別のモメンタム
売上区分の変更に伴う新区分での勢いは以下の通りです。
- 印刷関連(勢い:堅調): 25.52億円(前期比1.8%増)。デジタル化の逆風下でも、既存取引先への深掘りにより微増を確保。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-01 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-01 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 79.2億円 | -19.9% | 98.8億円 |
| 営業利益 | 1.8億円 | -85.9% | 12.7億円 |
| 経常利益 | 2.2億円 | -83.1% | 13.1億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 1.6億円 | -78.4% | 7.5億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 28.87円 | — | 132.7円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2023-12末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 111.0億円 | 113.8億円 |
| 純資産 | 93.3億円 | 94.3億円 |
| 自己資本比率 | 84.1% | 82.9% |
| 自己資本 | 93.3億円 | 94.3億円 |
| 1株当たり純資産 | 1,680.03円 | 1,689.34円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 1.7% | 8.2% |
| ROA(総資産経常利益率) | 2.0% | 11.3% |
| 売上高営業利益率 | 2.3% | 12.9% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 2.2億円 | 4.7億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 32,000,000円 | 2,000,000円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -4.3億円 | -5.7億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 38.1億円 | 39.8億円 |
来期予想
2025-01 〜 2025-12
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 84.0億円 | +6.1% |
| 営業利益 | 5.0億円 | +180.0% |
| 経常利益 | 5.0億円 | +125.7% |
| 1株当たり当期純利益 | 62.98円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | — | 18円 |
| 期末 | 35円 | 20円 |
| 年間合計 | 35円 | 38円 |
配当性向:当期 131.6% / 前期 26.4%
純資産配当率:当期 2.3% / 前期 2.1%