株式会社イノベーションは、「『働く』を変える」をミッションに掲げ、法人営業の効率化を支援する「オンラインメディア事業」と「ITソリューション事業」を主軸とする企業です。
- 主要サービス:IT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」、マーケティングオートメーション(MA)ツール「List Finder」および「SHANON MARKETING PLATFORM」。
- 主要顧客:デジタル変革(DX)を推進するB2B企業全般。
- 競合環境:オンライン展示会やMAツール市場において大手企業やSaaSベンダーと競合。近年は生成AIの台頭による検索アルゴリズムの変化が、主力メディアの集客リスクとなっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.6%
≧10%が優良
ROA
5.4%
≧5%が優良
ROE
1.8%
≧10%が優良
ROIC
3.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-11.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-73.3%
≧10%が優良
3行解説
- 主力メディア事業の伸長で売上高は53.43億円(前年比11.0%増)となったが、投資有価証券評価損の計上等により親会社株主に帰属する当期純利益は6,747万円(同72.4%減)と大幅減益。
- 株式会社シャノンの子会社化(TOB)により、のれん14.38億円を計上。買収資金22億円の借入により自己資本比率は75.3%から40.7%へ急低下し、財務構造が大きく変化した。
- 金融プラットフォーム事業の子会社が3.87億円の損害賠償訴訟を提起されており、セグメント損失転落(1.84億円の赤字)と併せて中長期的な収益・ブランドへの懸念材料となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-11 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.9億円 / 予想: 3.9億円
—
売上高
実績: 15.9億円 / 予想: 83.0億円
+30.9%
2Q
営業利益
実績: -2.6億円 / 予想: 3.9億円
—
売上高
実績: 33.7億円 / 予想: 83.0億円
+30.0%
3Q
営業利益
実績: -3.7億円 / 予想: -2.6億円
—
売上高
実績: 50.3億円 / 予想: 70.8億円
+29.2%
通期
営業利益
実績: -2.5億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 69.7億円 / 予想: 未開示
+30.4%
3行解説
- 大幅増収も営業赤字転落: M&AによるITソリューション事業の急拡大で売上高は前期比30.4%増の69.6億円に達したが、事業再編や投資評価損により営業損益は2.48億円の赤字となった。
- 生成AI普及による主力メディアの変調: 主力「ITトレンド」等の来訪者数が前期比33.9%減と急減。検索行動の変化という構造的課題に直面し、メディア事業の利益は22.0%減と足元で苦戦している。
- シャノン連結化による再成長への布石: 株式会社シャノンのTOBによる子会社化でITソリューション事業が売上構成の柱に浮上。2027年3月期は黒字浮上(営業利益1.3億円)を見込む強気の通期予想を提示。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | — | -4.2% | -7.0% | -4.6% | -7.9% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -0.9% | -2.6% | -4.3% | -9.1% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +2.1% | -9.9% | -11.6% | -13.4% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | -12.0% | +1.6% | -3.7% | -9.9% | -12.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | -27.3% | +0.1% | -4.9% | +2.0% | +0.4% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第25期(2024/04/01-2025/03/31)