ラサ工業株式会社は、1911年創業のリン鉱石開発を起源とする化学・機械メーカーです。現在は以下の3つのセグメントを主軸としています。
- 化成品事業:半導体製造用の高純度燐酸、水処理用凝集剤、工業用薬品の製造・販売。
- 機械事業:下水道工事用掘進機、破砕関連機械、都市ごみ・産業廃棄物処理機械の製造・販売。
- 電子材料事業:化合物半導体向け高純度無機素材(酸化ホウ素、インジウム等)の製造・販売。
主要顧客:丸善薬品産業株式会社(売上高構成比17.6%)、Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.(TSMC、同12.4%)。 競合環境:半導体材料分野では高い技術力を背景に世界的なサプライチェーン(TSMC等)に食い込んでおり、ニッチトップの地位を確立しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
10.4%
≧10%が優良
ROA
10.5%
≧5%が優良
ROE
11.9%
≧10%が優良
ROIC
8.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
31.9%
≧10%が優良
EPS成長率
32.2%
≧10%が優良
3行解説
- 半導体市況の回復により、主力の高純度燐酸が牽引し、売上高454.21億円(前期比6.2%増)、営業利益47.36億円(同31.9%増)と大幅増益。
- 営業キャッシュ・フローが50.38億円と純利益を大きく上回り、自己資本比率も60.8%へ向上するなど、財務基盤とキャッシュ創出力が極めて堅実。
- 中期経営計画2026の目標(ROE 10%等)を初年度で概ねクリアし、配当性向30.1%、年間配当120円(前年比29円増)と株主還元も強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 13.2億円 / 予想: 51.0億円
+16.7%
売上高
実績: 104.7億円 / 予想: 492.0億円
-1.5%
2Q
営業利益
実績: 28.6億円 / 予想: 51.0億円
+68.5%
売上高
実績: 227.0億円 / 予想: 492.0億円
+3.9%
3Q
営業利益
実績: 45.1億円 / 予想: 58.0億円
+47.6%
売上高
実績: 352.4億円 / 予想: 477.0億円
+5.5%
通期
営業利益
実績: 60.1億円 / 予想: 未開示
+26.9%
売上高
実績: 477.3億円 / 予想: 未開示
+5.1%
3行解説
- 2026年3月期通期決算は、売上高477.27億円(前期比5.1%増)、営業利益60.12億円(同26.9%増)と増収増益で着地し、各段階利益で過去最高を更新した。
- 電子材料事業が化合物半導体向けの好調やスポット販売により、セグメント利益が前期比185.2%増と爆発的に成長し、全体の利益を大きく押し上げた。
- 2026年4月1日付で1株を5株にする株式分割を実施。2027年3月期は売上高540億円と大幅増収を見込む一方、スポット要因の剥落により利益成長は微増に留まる見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +26.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +47.6% | +7.9% | +21.2% | +8.1% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +68.5% | +0.3% | -0.5% | +18.7% | +21.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +16.7% | -0.8% | -7.4% | -1.9% | +4.5% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +31.9% | +0.5% | +15.5% | +32.0% | +48.4% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +44.9% | -1.4% | +6.5% | +9.2% | +10.5% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第157期(2024/04/01-2025/03/31)