短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅な減益決算ながら進捗は「超超過」: 売上高は前年同期比8.2%減、営業利益は32.3%減の104.6億円となったが、通期営業利益計画(100億円)を第3四半期時点で既に上回るという異例の進捗状況。
- 主力の機能製品事業が急失速: EV向けリチウムイオン電池用バインダー(PVDF)の需要減退や在庫調整が直撃し、同セグメントの利益は前年同期の61億円から12.6億円(79.2%減)へと激減。
- 強気な株主還元と投資の並走: 約126億円の自己株式取得を実施し資本効率を意識する一方、PVDFの設備増強に300億円規模の投資を継続しており、財務構造が大きく動いている。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期第3四半期(9ヶ月累計)の実績は以下の通りです。
- 売上収益: 1,220.1億円(前年同期比8.2%減)
- 営業利益: 104.6億円(同32.3%減)
- 税引前利益: 111.0億円(同32.0%減)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 80.9億円(同20.9%減)
通期計画に対する進捗率と勢いの変化: 通期計画(営業利益100億円、当期利益70億円)に対し、**営業利益進捗率は104.6%、当期利益進捗率は115.7%**に達しています。前年同期の進捗率(2024年3月期実績に対し約8割程度)と比較しても、計画のハードルが極めて低く設定されていたことが分かります。ただし、前年同期比では全ての段階利益で2桁減益となっており、業績の勢い自体は明らかに減速しています。
3. セグメント別のモメンタム
- 【減速】機能製品事業 (売上: 433億円 / 前年同期比12.3%減、営業益: 12.6億円 / 同79.2%減)
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1220.1億円 | -8.2% | 1328.5億円 |
| 営業利益 | 104.6億円 | -32.3% | 154.6億円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1600.0億円 | -10.1% |
| 営業利益 | 100.0億円 | -21.9% |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 130円 | 43.35円 |
| 期末 | 43.34円 | 43.35円 予想 |
| 年間合計 | — | 86.7円 予想 |