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クレハ

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4023 プライム

株式会社クレハは、高度な技術力を強みとする高機能化学メーカーです。

  • 事業内容: 「機能製品」「化学製品」「樹脂製品」の3つのセグメントを核に展開。
  • 主要製品:
    • 機能製品: リチウムイオン二次電池(LiB)用バインダー(ポリフッ化ビニリデン:PVDF)、PPS樹脂、シェールオイル掘削用加工品(PGA)。
    • 化学製品: 農業用殺菌剤(メトコナゾール)、慢性腎不全用剤(クレメジン)。
    • 樹脂製品: 家庭用ラップ「NEWクレラップ」、食品包装用フィルム。
  • 競合環境: PVDFでは世界有数のシェアを誇りますが、ソルベイ(ベルギー)やアルケマ(フランス)、および急速に台頭する中国メーカーとの価格・技術競争にさらされています。
  • 主要顧客: 世界各国の車載用電池メーカー、石油・ガス掘削企業、一般消費者。

市場ポジション

プライム市場 / 化学

市場内 業種内

最新の有価証券報告書サマリー

出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)

収益性

営業利益率

5.8%

≧10%が優良

ROA

2.8%

≧5%が優良

ROE

3.6%

≧10%が優良

ROIC

2.5%

≧7%が優良

成長性

売上高成長率

-9.0%

≧10%が優良

営業利益成長率

-26.3%

≧10%が優良

EPS成長率

-13.5%

≧10%が優良

3行解説

  1. 業績悪化: 欧州EV市場の減速によるPVDF需要停滞と、低ガス価格に伴うPGA事業の苦戦により、営業利益は前期比26.3%減の94億円と大幅減益。
  2. 資本効率重視への転換: 従来の業績重視から資本収益性を重視する「バランス経営」へ舵を切り、配当指標としてDOE(連結株主資本配当率)5%を目安とする新方針を導入。
  3. 巨額の自己株買い: 業績不振下ながら、資本効率改善と株主還元のため、2025年6月に341億円(1千万株)という大規模な自己株式取得を実行。

最新の決算短信サマリー

出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)

進捗

1Q
営業利益
-27.2%
売上高
-12.9%
2Q
営業利益
+16.5%
売上高
-5.2%
3Q
営業利益
+27.5%
売上高
-3.5%
通期
営業利益
売上高
-0.2%

3行解説

  • 2026年3月期は、電気自動車(EV)市場の停滞に伴うPVDF事業の苦戦や、新規治療薬台頭による医薬事業の減損など計365億円の減損損失を計上し、185億9,200万円の営業赤字に転落。
  • 一方で、機能製品事業の黒字化や化学製品事業の大幅増益(前年比128%増)など、本業の収益性は一部のセグメントで改善の兆しを見せている。
  • 2027年3月期は一過性要因の解消により、営業利益110億円へのV字回復と、連結株主資本配当率(DOE)5%を目安とした増配(年間216円)を計画。

決算短信と発表後の株価反応

株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)

提出日 決算短信 営業利益 前年同期比 当日 1週間 1ヶ月 2ヶ月
2026-05-12 2026年3月期 通期
2026-02-09 2026年3月期 第3四半期 +27.5% -1.6% +2.3% +2.4% -10.0%
2025-11-11 2026年3月期 第2四半期 +16.5% +0.0% +2.0% +3.1% +7.9%
2025-08-08 2026年3月期 第1四半期 -27.2% -0.3% -2.1% +10.4% +3.1%
2025-05-12 2025年3月期 通期 -26.3% +4.4% +13.8% +17.5% +23.5%
2025-02-10 2025年3月期 第3四半期 -32.3% +1.9% -2.8% +1.2% -2.7%