日本曹達(ニッソー)は、カセイソーダなどの基礎化学品から、高付加価値な機能性化学品、農業化学品まで幅広く手掛ける化学メーカーです。
- 主要製品: 医薬品添加剤「HPC」、半導体フォトレジスト材料、農薬(殺菌剤、殺虫剤)、水処理剤。
- 主要セグメント: 化学品(ケミカルマテリアル)、農業化学(アグリビジネス)が収益の柱。
- 競合環境: 医薬品添加剤や特定の農薬において世界トップクラスのシェアを持ち、独自の精密有機合成技術に強みがあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
10.3%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
8.0%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
15.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-8.8%
≧10%が優良
3行解説
- 化学品事業が生成AI向け半導体材料や医薬品添加剤の伸長により大幅増益(前年比97%増)を達成し、グループ全体の収益を牽引。
- 農業化学事業は海外市場の価格下落や流通在庫調整の影響で23.4%の減益となったが、次期以降の需要回復と自社開発剤の拡販を計画。
- 中期経営計画のROE10%目標に対し現在は8.0%に留まるが、配当性向75.6%や50億円規模の自社株買い発表など、株主還元姿勢を一段と強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 31.6億円 / 予想: 132.0億円
+2.8%
売上高
実績: 326.4億円 / 予想: 1480.0億円
+1.4%
2Q
営業利益
実績: 70.5億円 / 予想: 132.0億円
-0.3%
売上高
実績: 670.7億円 / 予想: 1480.0億円
-0.0%
3Q
営業利益
実績: 115.1億円 / 予想: 146.0億円
+2.8%
売上高
実績: 1062.7億円 / 予想: 1510.0億円
-1.0%
通期
営業利益
実績: 149.7億円 / 予想: 未開示
-6.8%
売上高
実績: 1520.9億円 / 予想: 未開示
-2.0%
3行解説
- 営業利益は前期比6.8%減の149.7億円となったが、持分法投資利益の増加等により経常利益(229.9億円)と親会社株主に帰属する当期純利益(182.7億円)は過去最高を更新した。
- アグリビジネス事業で欧州市場の需要回復が見られた一方、エンジニアリング事業は大口案件の減少により売上高が前期比35.2%減、営業利益が同51.8%減と大きく落ち込んだ。
- 2027年3月期の通期予想は、持分法投資利益の剥落や為替前提の適正化により、経常利益ベースで前期比17.4%減の減益見通しだが、配当は前期比並みの160円を維持する方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -6.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +2.8% | -0.6% | +7.4% | +1.2% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -0.3% | +0.9% | -2.7% | -0.7% | -3.5% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +2.8% | -1.5% | -8.6% | -4.0% | -8.8% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +15.8% | -1.8% | +4.6% | +6.6% | +19.4% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +14.6% | +0.4% | +2.6% | +3.4% | +1.7% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第156期(2024/04/01-2025/03/31)