日本カーバイド工業株式会社は、化学技術を基盤に4つのセグメントで事業を展開する多角化企業です。
- 電子・機能製品:ファインケミカル、機能樹脂(粘・接着剤)、電子素材(セラミック基板等)の製造販売。
- フィルム・シート製品:ステッカー、道路標識やナンバープレート用の再帰反射シートの製造販売。
- 建材関連:住宅用アルミ建材、樹脂押出成形品の製造販売。
- エンジニアリング:産業プラントの設計・施工、カーボンニュートラル関連設備。 グローバル展開に積極的で、米国、中国、タイ、ベトナム、ブラジル等に17社の連結子会社を擁しています。再帰反射シートや二輪車用ステッカーにおいて世界的に高い市場シェアと競争力を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
7.2%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
6.1%
≧10%が優良
ROIC
5.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
311.4%
≧10%が優良
EPS成長率
123.2%
≧10%が優良
3行解説
- フィルム・シート製品事業の海外展開(二輪車用・欧州向け)が牽引し、経常利益が前期比139.1%増の37.6億円と大幅な回復を遂げた。
- 自己資本比率が56.4%まで上昇し財務基盤は強化されたが、半導体市況の回復遅れや米国関税措置の影響で中期計画の目標達成は1年順延された。
- 営業キャッシュ・フローが純利益を大きく上回る41億円超を確保しており、稼ぐ力の質は高く、株主還元(配当80円、配当性向33.7%)も強化されている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 9.7億円 / 予想: 33.0億円
+54.4%
売上高
実績: 117.7億円 / 予想: 490.0億円
+4.7%
2Q
営業利益
実績: 20.9億円 / 予想: 33.0億円
+65.7%
売上高
実績: 242.6億円 / 予想: 490.0億円
+3.8%
3Q
営業利益
実績: 32.1億円 / 予想: 37.0億円
+28.7%
売上高
実績: 374.8億円 / 予想: 490.0億円
+4.5%
通期
営業利益
実績: 41.0億円 / 予想: 未開示
+17.2%
売上高
実績: 499.1億円 / 予想: 未開示
+2.4%
3行解説
- 2026年3月期は売上高499.09億円(前期比2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益26.07億円(同17.9%増)と増収増益で着地。
- 電子素材や自動車向け3Dエンブレムの出荷が好調に推移したほか、製品価格の改定や為替の影響が利益面でプラスに寄与。
- 次期(2027年3月期)より配当方針を「配当性向40%またはDOE3.0%のいずれか高い方」へ引き上げ、年間134円への大幅増配を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +17.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +28.7% | -0.4% | +0.1% | -2.6% | -5.7% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +65.7% | +0.4% | +11.0% | +11.8% | +12.1% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +54.4% | -0.1% | -1.1% | +6.5% | -1.1% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +311.4% | -0.1% | -2.3% | -3.2% | +5.0% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +230.4% | +1.9% | +6.5% | +9.3% | +1.3% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)