日本カーバイド工業 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 利益急拡大の好決算: 2025年3月期は売上高が前期比12.7%増、営業利益が同311.4%増(約4.1倍)と大幅な増収増益を達成し、V字回復を果たした。
  • 主力2セグメントが牽引: フィルム・シート製品が海外の二輪車需要や欧州シェア拡大で営業利益3.9倍、エンジニアリング事業がカーボンニュートラル関連の受注増により黒字転換し、全体の利益を押し上げた。
  • 次期は保守的だが増配方針: 2026年3月期予想は米国の関税政策等の不透明感から営業減益を見込む一方、配当は年82円(2円増配)を予定しており、株主還元への自信がうかがえる。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の連結業績は、期初予想を上回る強い着地となりました。

  • 売上高: 487億27百万円(前期比12.7%増)
  • 営業利益: 34億93百万円(前期比311.4%増)
  • 経常利益: 37億61百万円(前期比139.1%増)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 22億11百万円(前期比121.2%増)

進捗と勢いの変化: 本決算のため通期計画に対する進捗率は100%ですが、前期(営業利益8億49百万円)と比較した勢いの差は歴然としています。特に第4四半期にかけて、フィルム・シート製品の海外出荷や、エンジニアリング事業の調達効率化が利益率を大きく押し上げ、営業利益率は前期の2.0%から7.2%へと急改善しました。

3. セグメント別のモメンタム

  • フィルム・シート製品(強気): 売上高209億55百万円(前期比19.8%増)、セグメント利益25億68百万円(同291.6%増)。ベトナムやブラジルでの二輪車向け出荷増、欧州でのナンバープレート向けシェア拡大が際立っており、グループ最大の利益柱となっています。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 487.3億円 +12.7% 432.3億円
営業利益 34.9億円 +311.4% 8.5億円
経常利益 37.6億円 +139.1% 15.7億円
当期純利益(親会社帰属) 22.1億円 +121.2% 10.0億円
包括利益 42.1億円 +72.8% 24.3億円
1株当たり当期純利益 237.5円 106.42円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 633.6億円 610.2億円
純資産 379.1億円 346.2億円
自己資本比率 56.4% 53.5%
自己資本 357.2億円 326.3億円
1株当たり純資産 3,835.18円 3,506.87円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 6.5% 3.1%
ROA(総資産経常利益率) 6.0% 2.6%
売上高営業利益率 7.2% 2.0%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 41.0億円 53.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -12.1億円 -24.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -25.4億円 -12.6億円
期末現金及び現金同等物残高 130.6億円 120.6億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 490.0億円 +0.6%
営業利益 33.0億円 -5.5%
経常利益 34.0億円 -9.6%
当期純利益 23.0億円 +4.0%
1株当たり当期純利益 247.01円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 30円 40円
期末 50円 40円
配当性向:当期 33.7% / 前期 75.2% 純資産配当率:当期 2.2% / 前期 2.3%