堺化学工業株式会社は、酸化亜鉛や硫酸バリウムなどの無機化学製品を主力とする老舗化学メーカーです。事業内容は多岐にわたり、電子材料、化粧品材料、有機化学品、樹脂添加剤、触媒、医薬品などを製造・販売しています。
- 主要製品: 積層セラミックコンデンサ(MLCC)用誘電体材料、UVケア用超微粒子酸化亜鉛、プラスチック用安定剤、バリウム造影剤など。
- 主要顧客: 電子部品メーカー、化粧品メーカー、塗料・インキメーカー、医療機関など広範囲。
- 競合環境: 顔料級酸化チタン等の汎用品では安価な輸入品との激しい競争に晒されており、高付加価値な「Smart Material®」へのシフトを急いでいます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
7.2%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
6.5%
≧10%が優良
ROIC
5.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
107.1%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 業績回復: 販売価格の是正が浸透し、営業利益は前期比107.1%増の60.9億円と急回復、ROEも6.6%へ改善した。
- 構造改革: 低収益かつ環境負荷の高い顔料級酸化チタン事業からの撤退(2026年3月期)を決定し、成長事業へリソースを集中。
- 還元強化: 中期計画でDOE3%を目安とした配当と機動的な自己株買いを掲げ、総額80億円規模の株主還元を目指す姿勢を鮮明化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 19.0億円 / 予想: 65.0億円
+19.3%
売上高
実績: 201.4億円 / 予想: 860.0億円
-7.9%
2Q
営業利益
実績: 32.8億円 / 予想: 65.0億円
+25.1%
売上高
実績: 403.5億円 / 予想: 860.0億円
-4.3%
3Q
営業利益
実績: 53.7億円 / 予想: 65.0億円
+14.7%
売上高
実績: 613.7億円 / 予想: 860.0億円
-3.5%
通期
営業利益
実績: 64.5億円 / 予想: 未開示
+5.9%
売上高
実績: 814.5億円 / 予想: 未開示
-3.5%
3行解説
- 売上高は前期比3.5%減の814.47億円となるも、不採算事業の整理や高付加価値品へのシフトにより、営業利益は5.9%増、経常利益は4.2%増と本業の収益性は向上。
- 固定資産の減損損失29.82億円を特別損失として計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比45.1%減の27.52億円と大幅な減益。
- 電子材料(AIサーバー・車載向け)が成長を牽引する一方、化粧品材料が中国市場の停滞で赤字転落するなど、セグメント間で明暗が分かれる決算。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +5.9% | -10.5% | -16.9% | +14.1% | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +14.7% | -3.6% | +4.8% | +8.7% | +2.9% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +25.1% | -1.1% | -2.4% | +0.3% | +2.3% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +19.3% | -3.9% | -5.7% | -4.2% | -9.5% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +107.1% | -2.9% | -1.9% | -1.8% | +2.6% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +174.4% | +4.8% | +9.6% | +10.2% | +6.1% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第130期(2024/04/01-2025/03/31)