第一稀元素化学工業は、酸化ジルコニウムを中心としたジルコニウム化合物の製造・販売におけるグローバルなトップメーカーです。独自の湿式精製技術と乾式(電融)製法の両輪を有し、鉱石から最終製品までの一貫生産体制を構築しています。主要製品は自動車排ガス浄化触媒用材料、電子材料、酸素センサー用材料などで、自動車産業を筆頭に、半導体、エネルギー(燃料電池)、ヘルスケア(歯科材料)と幅広い産業へ展開しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)収益性
営業利益率
6.8%
≧10%が優良
ROA
3.5%
≧5%が優良
ROE
2.1%
≧10%が優良
ROIC
1.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-4.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-5.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-30.4%
≧10%が優良
3行解説
- 自動車触媒分野の苦戦と円高基調による巨額の為替差損が響き、経常利益は前期比78.5%減の6.3億円と大幅な減益を記録した。
- 収益構造の転換を掲げた中期計画「DK-One Next」を推進中で、ベトナム新工場の2025年7月本格稼働による内製化とコスト競争力強化を急いでいる。
- 株主還元方針を強化し、新たに「DOE(株主資本配当率)1.8%」を下限として設定。業績変動に左右されない安定配当への姿勢を鮮明にした。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 5.3億円 / 予想: 10.0億円
-30.7%
売上高
実績: 81.0億円 / 予想: 340.0億円
-3.9%
2Q
営業利益
実績: 11.0億円 / 予想: 24.0億円
-29.5%
売上高
実績: 171.5億円 / 予想: 340.0億円
+0.8%
3Q
営業利益
実績: 27.4億円 / 予想: 32.0億円
+17.5%
売上高
実績: 263.1億円 / 予想: 353.0億円
+5.0%
通期
営業利益
実績: 34.8億円 / 予想: 未開示
+52.5%
売上高
実績: 357.5億円 / 予想: 未開示
+6.3%
3行解説
- 2026年3月期は、原料市況に伴う高額在庫の影響解消やベトナム子会社の本格稼働により、経常利益が前期比5.1倍の32.55億円と急回復した。
- 主力の自動車排ガス浄化触媒がハイブリッド車向けの需要増で堅調だったほか、データセンター向けの固体酸化物燃料電池(SOFC)用途が前年同期比35.5%増と大幅に伸長した。
- 2027年3月期の通期予想は増収を見込む一方、人件費のベースアップや研究開発費、設備保守費用の増加を織り込み、営業利益は13.8%減の30億円と慎重な見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +52.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +17.5% | +5.0% | -5.5% | +5.4% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -29.5% | -0.8% | +19.5% | -9.3% | +74.6% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -30.7% | -0.9% | -5.1% | -4.2% | -7.2% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -5.8% | -0.0% | -6.3% | -6.0% | -3.8% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -1.3% | +1.9% | +0.7% | +4.1% | +1.1% |
有価証券報告書
2025-06-19 有価証券報告書-第69期(2024/04/01-2025/03/31)