日本パーカライジング 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 増収減益の着地と慎重な新期予想: 2025年3月期は円安や装置事業の伸長で売上高は過去最高水準の1,322億円(前年比5.8%増)となったが、コスト増が響き営業利益は149億円(同1.7%減)と目標に届かず、来期も減益予想と慎重。
  • 装置事業が急成長、加工事業は苦戦: インド市場の好調や国内投資回復により装置事業の売上高が26.4%増と躍進。一方で、加工事業はインフレによる労務費・経費増を吸収できず利益面で12.4%減と足かせとなった。
  • 株主還元の強化と資本効率への意識: 利益減の中、年間配当を10円増配の50円とし、自己株式取得(2024年8月決定分)も断行。PBR改善に向けた「第5次中期経営計画」をスタートさせ、還元姿勢を鮮明にしている。

2. 直近の業績と進捗率

  • 売上高: 1,322億81百万円(前年同期比 5.8%増)
  • 営業利益: 149億98百万円(同 1.7%減)
  • 経常利益: 199億36百万円(同 0.0%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 131億12百万円(同 0.6%減)
  • 評価: 本決算のため進捗率ではなく計画達成度を見ると、円安による為替換算影響(売上で約30億円プラス)もあり売上高は目標を達成。しかし、原材料・エネルギー価格の高止まりにより、営業利益は当初の目標を下回る結果となった。来期(2026年3月期)の営業利益予想は140億円(8.5%減)と、さらに一段の減益を見込む。

3. セグメント別のモメンタム

  • 薬品事業【堅調】: 売上高 576億円(2.4%増)、営業利益 103億円(2.8%増)。鉄鋼分野の販売数量増に加え、国内外で高付加価値製品が伸び、為替の恩恵も受けた。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 1322.8億円 +5.8% 1250.8億円
営業利益 150.0億円 +1.7% 152.6億円
経常利益 199.4億円 +0.0% 199.4億円
当期純利益(親会社帰属) 131.1億円 +0.6% 131.9億円
包括利益 178.9億円 +39.5% 295.6億円
1株当たり当期純利益 112.2円 114.43円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 2672.5億円 2698.2億円
純資産 2233.0億円 2198.8億円
自己資本比率 73.0% 69.4%
自己資本 1952.2億円 1871.5億円
1株当たり純資産 1,700.16円 1,623.03円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 6.9% 7.5%
ROA(総資産経常利益率) 7.4% 7.9%
売上高営業利益率 11.3% 12.2%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 120.1億円 227.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 162.8億円 57.8億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 152.3億円 67.8億円
期末現金及び現金同等物残高 521.0億円 696.6億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 1310.0億円 +1.0%
営業利益 140.0億円 +6.7%
経常利益 185.0億円 +7.2%
当期純利益 120.0億円 +8.5%
1株当たり当期純利益 109.87円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 20円 25円
期末 20円 25円
配当性向:当期 44.6% / 前期 35.0% 純資産配当率:当期 3.0% / 前期 2.6%

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