日本パーカライジング株式会社は、金属表面処理剤(薬品)の製造販売、表面処理設備の設計・施工、および受託加工サービスを一貫して提供する金属表面改質の最大手です。主力製品の「パーカライジング(リン酸塩皮膜処理)」は、自動車や鉄鋼業界において防錆・塗装下地として不可欠な技術となっています。 世界12の国と地域に拠点を持ち、主要顧客はトヨタ自動車をはじめとする国内外の自動車メーカーおよび日本製鉄などの鉄鋼メーカーです。競合環境としては、ヘンケル社(独)などのグローバル企業と技術提携しつつ、国内では圧倒的なシェアを背景に高い参入障壁を築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
11.3%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
5.9%
≧10%が優良
ROIC
4.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-1.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-1.9%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は円安効果と国内装置需要により1,322.81億円(前年比5.8%増)と過去最高圏だが、原材料・人件費高騰により営業利益は149.98億円(同1.7%減)と微減。
- 連結子会社パーカー加工の完全子会社化(株式交換約78億円)によるグループ再編と、医療機器事業の会社分割(2025年7月)など、事業ポートフォリオの変革を加速。
- 自己資本比率73.0%という極めて強固な財務基盤を背景に、配当性向70.2%および約80億円の自社株買いを実施するなど、極めて積極的な株主還元姿勢を鮮明にした。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 34.1億円 / 予想: 140.0億円
-6.6%
売上高
実績: 318.8億円 / 予想: 1310.0億円
+5.0%
2Q
営業利益
実績: 68.3億円 / 予想: 140.0億円
-4.3%
売上高
実績: 647.3億円 / 予想: 1310.0億円
+3.2%
3Q
営業利益
実績: 110.3億円 / 予想: 140.0億円
-2.4%
売上高
実績: 1010.2億円 / 予想: 1310.0億円
+4.7%
3行解説
- 過去最高の売上高: 第3四半期累計の売上高は1,010億16百万円(前年同期比4.7%増)に達し、四半期開示を開始した2004年以降で過去最高を更新。
- 装置事業が利益を牽引: 薬品事業や加工事業がコスト増で苦戦する中、インドや国内での好調な需要を背景に装置事業の営業利益が12億47百万円(同214.1%増)と爆発的に成長。
- 自社株買いによる財務再構築: 約81億円の自己株式取得により、キャッシュは減少したものの自己資本比率は74.9%へ向上し、1株当たり純利益の改善に注力。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -2.4% | -1.6% | -0.5% | -1.9% | — |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | -4.3% | -0.3% | -2.3% | -0.2% | -0.8% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -6.6% | -0.6% | -1.6% | -1.4% | -9.3% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -1.7% | -0.1% | -2.0% | -0.6% | +2.2% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -0.0% | -0.5% | +0.6% | +2.1% | -2.0% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第140期(2024/04/01-2025/03/31)