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協和キリン 事業分析

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有価証券報告書(2024-12 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

協和キリン株式会社は、キリンホールディングスを親会社(所有割合55.2%)に持つ、日本発のグローバル・スペシャリティファーマです。独自の抗体技術を核とした創薬に強みを持ち、「骨・ミネラル」「血液がん・難治性血液疾患」「希少疾患」の3領域に注力しています。

  • 主要製品: クリースビータ(FGF23関連疾患)、ポテリジオ(血液がん)、ジーラスタ(がん化学療法副作用抑制)など。
  • 主要顧客: 米国のCVS Caremark社への売上高が585億円(連結売上高の11.8%)を占めるなど、海外市場への依存度が高まっています。
  • 競合環境: グローバル市場ではメガファーマとの新薬開発・シェア争いに晒されており、日本国内では薬価引き下げやバイオ後続品(BS)の浸透が逆風となっています。

2. 要点(3行要約)

  • 連結売上高はグローバル戦略品の伸長により4,956億円(前年比12.1%増)と過去最高を更新したが、積極的な研究開発費投入により当期利益は599億円(同26.3%減)と減益。
  • 英国Orchard Therapeutics社の買収(約571億円)を完了し、造血幹細胞遺伝子治療プラットフォームを獲得。次世代の成長に向けたモダリティ転換を加速。
  • 配当性向47.8%への引き上げと400億円の大規模自社株買い・消却を実施し、ROE低下(7.1%)局面においても強力な株主還元姿勢を鮮明にした。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は4,956億円(前年比12.1%増)と2桁成長を維持しました。しかし、収益性指標は悪化傾向にあります。

  • 利益面: コア営業利益は954億円(前年比1.4%減)。研究開発費が1,035億円(前年比314億円増)と大幅に増加したことが主因です。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2020年12月期2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期
連結経営指標等
売上収益 3183.5億円 3522.5億円 3983.7億円 4422.3億円 4955.6億円
税引前利益又は税引前損失(△) 522.6億円 600.5億円 675.7億円 972.5億円 834.5億円
当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 470.3億円 523.5億円 535.7億円 811.9億円 598.7億円
当期包括利益:親会社の所有者に帰属 436.1億円 627.5億円 506.5億円 1022.0億円 853.1億円
親会社の所有者に帰属する持分 6984.0億円 7371.6億円 7628.3億円 8364.2億円 8508.1億円
総資産額 8012.9億円 9218.7億円 9398.8億円 10259.4億円 10673.6億円
1株当たり親会社所有者帰属持分 1,300.12円/株 1,371.9円/株 1,419.27円/株 1,555.81円/株 1,625.68円/株
基本的1株当たり利益又は損失(△) 87.56円/株 97.43円/株 99.68円/株 151.03円/株 113.06円/株
希薄化後1株当たり利益又は損失(△) 87.5円/株 97.39円/株 99.66円/株 151.01円/株 113.06円/株
親会社所有者帰属持分比率 87.2% 80.0% 81.2% 81.5% 79.7%
親会社所有者帰属持分利益率 6.8% 7.3% 7.1% 10.2% 7.1%
株価収益率 3210.0% 3220.0% 2940.0% 1570.0% 2100.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 395.0億円 865.5億円 486.7億円 1155.5億円 678.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 2525.6億円 -113.6億円 -171.8億円 -203.8億円 -1423.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -260.0億円 -284.5億円 -290.3億円 -325.4億円 -847.0億円
現金及び現金同等物 2870.2億円 3350.8億円 3391.9億円 4030.8億円 2446.8億円
従業員数 542300.0% 575200.0% 598200.0% 597400.0% 566900.0%

貸借対照表

項目 前期当期
財政状態計算書
資産 10259.4億円 10673.6億円
非流動資産 4148.2億円 5633.4億円
流動資産 6111.2億円 5040.3億円
資産 10259.4億円 10673.6億円
資本 8364.2億円 8508.1億円
資本金 267.4億円 267.4億円
資本剰余金 4647.3億円 4277.3億円
自己株式 -29.3億円 -58.9億円
利益剰余金 3387.6億円 3710.5億円
その他の資本の構成要素 91.1億円 311.7億円
親会社の所有者に帰属する持分 8364.2億円 8508.1億円
資本 8364.2億円 8508.1億円
負債 1895.2億円 2165.5億円
非流動負債 562.9億円 518.8億円
流動負債 1332.4億円 1646.8億円
負債 1895.2億円 2165.5億円
資本及び負債合計 10259.4億円 10673.6億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
継続事業
当期利益(△損失) 811.9億円 598.7億円
当期利益(△損失)の帰属
1株当たり当期利益(△損失)

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 1155.5億円 678.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -203.8億円 -1423.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -325.4億円 -847.0億円
現金及び現金同等物の為替変動による影響 12.6億円 8.0億円
現金及び現金同等物の増減額(減少) 638.9億円 -1584.0億円
現金及び現金同等物の期首残高(連結財政状態計算書計上額) 4030.8億円 2446.8億円
現金及び現金同等物の期首残高(連結財政状態計算書計上額) 4030.8億円 2446.8億円