短信要約
1. 要点(3行)
- 業績下方修正と大型自社株買いの同時発表: 通期のコア営業利益を1,100億円から1,030億円へ下方修正した一方、上限300億円(発行済株式の4.9%)の大型自社株買いを発表し、株主還元姿勢を強化。
- ICTは回復も、主力2事業が減速: 半導体市場の回復でICTセグメントは増益(285億円)となったが、大牟田工場の停止影響を受けたライフ&ヘルスケア、米国の通商政策や減産影響を受けたモビリティが足かせに。
- ベーシック&グリーンが赤字拡大: ナフサ価格下落に伴う在庫評価損の悪化や市況低迷により、セグメント損失が128億円(前年同期は73億円の損失)まで拡大し、全社の利益を圧迫。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期第3四半期(9ヶ月累計)の連結業績は以下の通りです。
- 売上収益: 1兆2,187億円(前年同期比 9.0%減)
- コア営業利益: 680億円(同 10.3%減)
- 営業利益: 546億円(同 18.3%減)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 226億円(同 40.1%減)
進捗率と勢いの変化: 修正後の通期計画(コア営業利益1,030億円)に対する進捗率は**66.0%**にとどまります。前年同期の進捗率が約75%(実績758億円/通期実績1,010億円)であったことと比較すると、今期の利益確定ペースは明らかに鈍化しており、第4四半期に大幅な巻き返しが必要な状況です。
3. セグメント別のモメンタム
- ICT(勢い:強):
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12187.1億円 | -9.0% | 13388.4億円 |
| 営業利益 | 546.4億円 | -18.3% | 669.0億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 16750.0億円 | -7.4% |
| 営業利益 | 870.0億円 | +11.1% |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 75円 | 75円 |
| 期末 | 75円 | 37.5円 予想 |
| 年間合計 | 150円 | — |