三井化学株式会社は、日本を代表する総合化学メーカーです。事業領域は「ライフ&ヘルスケア・ソリューション(ビジョンケア材料、農薬等)」「モビリティソリューション(エラストマー、PPコンパウンド等)」「ICTソリューション(半導体材料、光学材料等)」「ベーシック&グリーン・マテリアルズ(石化・基礎化学品)」の4セグメントで構成されています。 主要顧客には三井物産(連結売上収益の19.2%)を持ち、競合環境としては、中国メーカーの台頭による石化製品の汎用品市場での競争激化に直面しています。そのため、高付加価値なソリューション型ビジネスへの転換を急いでいます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
4.3%
≧10%が優良
ROA
3.6%
≧5%が優良
ROE
3.8%
≧10%が優良
ROIC
2.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
5.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-35.1%
≧10%が優良
3行解説
- 売上収益は1兆8,092億円(前年比3.4%増)と増収を確保し、コア営業利益も1,010億円(同4.9%増)と回復基調にある。
- 親会社の所有者に帰属する当期利益は、法人所得税費用の増加や減損損失の影響で322億円(同35.5%減)と大幅な減益。
- 石化事業(ベーシック&グリーン)の構造改革を断行中であり、株主還元方針を「総還元性向40%以上」へ引き上げるなど、資本効率重視の姿勢を鮮明にしている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 127.5億円 / 予想: 980.0億円
-53.1%
売上高
実績: 4153.5億円 / 予想: 1.8兆円
-7.6%
2Q
営業利益
実績: 279.4億円 / 予想: 950.0億円
-39.3%
売上高
実績: 8135.9億円 / 予想: 1.7兆円
-8.6%
3Q
営業利益
実績: 546.4億円 / 予想: 870.0億円
-18.3%
売上高
実績: 1.2兆円 / 予想: 1.7兆円
-9.0%
通期
営業利益
実績: 738.1億円 / 予想: 未開示
-5.8%
売上高
実績: 1.7兆円 / 予想: 未開示
-7.8%
3行解説
- ICTソリューション事業が半導体市場の回復を背景にコア営業利益ベースで前年同期比38%増と急成長し、全体を牽引。
- 一方で、原料価格下落に伴う在庫評価損や市況悪化により、ベーシック&グリーン・マテリアルズセグメントの赤字幅が184億円へ拡大。
- 2027年3月期は売上高1兆9,000億円(13.9%増)、親会社株主利益450億円(30.9%増)と大幅な増収増益の強気な計画を策定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -5.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | -18.3% | -4.7% | -5.5% | -13.7% | -19.4% |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -39.3% | -0.6% | -2.1% | +5.2% | -52.4% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -53.1% | +6.7% | +2.4% | +8.4% | +1.6% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +5.7% | -1.5% | -6.1% | -2.8% | +1.5% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | +11.5% | -1.9% | -1.9% | +4.9% | -1.2% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第28期(2024/04/01-2025/03/31)