短信要約
1. 要点(3行)
- 田辺三菱製薬の譲渡完了(売却額約5,116億円)による非継続事業利益の計上で、親会社所有者帰属の四半期利益は前年同期比77.6%増の1,054億円と大幅増益。
- 一方で、産業ガスを除くコア事業はMMA市況低迷や在庫評価損の影響で苦戦しており、通期のコア営業利益進捗率は74.2%と前年同期(83.1%)に比べ鈍化。
- 構造改革を加速させ、収益性の低いコークス・炭素材事業からの撤退を決定。これに伴う多額の非経常損失(通期で約845億円超の影響)を見込み、最終利益予想を6割以上下方修正。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期第3四半期累計の連結業績(継続事業ベース)は以下の通りです。
- 売上収益: 2兆7,372億円(前年同期比8.2%減)
- コア営業利益: 1,856億円(同2.4%減)
- 営業利益: 1,133億円(同22.2%減)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 1,054億円(同77.6%増)
通期計画に対する進捗率(コア営業利益): 通期予想2,500億円に対し、第3四半期末時点で**74.2%**です。前年同期の進捗率が83.1%であったことと比較すると、利益の積み上がりペースは計画に対してやや遅れており、通期目標達成には第4四半期での挽回が必要です。
3. セグメント別のモメンタム
- 産業ガス(勢い:強): コア営業利益1,444億円(前年同期比69億円増)。米国での電力単価上昇や欧米の数量減はあったものの、価格マネジメントと買収効果(Coregas社等)により、グループ全体の収益を力強く牽引しています。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 27372.8億円 | -8.2% | 29827.1億円 |
| 営業利益 | 1133.2億円 | -22.2% | 1456.6億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 36720.0億円 | -7.0% |
| 営業利益 | 700.0億円 | -50.5% |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 16円 | 16円 |
| 期末 | 16円 | 16円 予想 |
| 年間合計 | 32円 | 32円 予想 |