日本ゼオン株式会社(以下、ゼオン)は、独自のC4・C5留分分離精製技術を核とする独立系化学メーカー。
- 事業内容: 合成ゴム・ラテックスを主力とする「エラストマー素材事業」と、シクロオレフィンポリマー(COP)や電池材料、光学フィルム等を扱う「高機能材料事業」の2軸で展開。
- 主要製品: 自動車タイヤ用合成ゴム、医療用手袋用ラテックス、スマートフォンや大型TV向け光学フィルム、リチウムイオン電池用バインダー。
- 競合環境: 汎用ゴム分野では国内外の化学大手と競合するが、高機能樹脂(COP)や特殊ゴムにおいては世界トップクラスのシェアを有し、高い参入障壁を築いている。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
7.0%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
7.3%
≧10%が優良
ROIC
6.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
43.0%
≧10%が優良
EPS成長率
-13.4%
≧10%が優良
3行解説
- 第100期決算は、売上高4,206億円(前年比10.0%増)、経常利益331億円(同22.8%増)と本業は増収・経常増益を確保。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は262億円(同15.8%減)と減益だが、これはカーボンナノチューブ等の設備に係る減損損失58億円の計上による一過性の要因が強い。
- 自己資本配当率(DOE)4%以上を掲げ、年間配当70円への増配と200億円規模の自社株買いを完遂するなど、極めて積極的な株主還元姿勢が鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 121.3億円 / 予想: 305.0億円
+34.2%
売上高
実績: 1030.8億円 / 予想: 4150.0億円
-2.8%
2Q
営業利益
実績: 193.5億円 / 予想: 305.0億円
+15.2%
売上高
実績: 2064.7億円 / 予想: 4150.0億円
-3.2%
3Q
営業利益
実績: 276.0億円 / 予想: 310.0億円
+14.2%
売上高
実績: 3097.1億円 / 予想: 4075.0億円
-1.8%
3行解説
- 収益構造の転換が鮮明化: 売上高は前年同期比1.8%減の3,097億円と微減ながら、営業利益は14.2%増、親会社株主純利益は40.7%増と大幅な増益を達成し、利益重視の姿勢が成果として現れた。
- 高機能材料が牽引車に: 電池材料(EV・データセンター用ESS)や電子材料(AI関連投資)が絶好調で、汎用品主体のエラストマー事業の苦戦を補って余りある成長を遂げている。
- 上方修正と株主還元の強化: 通期業績予想を上方修正したほか、発行済株式総数の約2.79%に相当する600万株の自己株式消却を実施(2026年1月)するなど、資本効率向上への強い意志が見られる。
書類一覧
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短信
2026-01-30 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-10-30 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-07-30 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-26 2025-03 期末 有価証券報告書-第100期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-04-25 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-01-31 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)