短信要約
1. 要点(3行)
- 価格転嫁による増収も、コスト増が利益を圧迫: 売上高は製品価格の改定効果で前年同期比0.9%増と微増を確保したが、原材料価格の上昇や人件費負担の増加により、営業利益は21.1%減と大幅な減益となった。
- 本社移転に伴う特別損失で純利益予想を大幅下方修正: 通期計画において、本社移転に関連する特別損失の計上を理由に、親会社株主に帰属する当期純利益を5,000万円(前期比94.0%減)へと極端に引き下げた。
- セグメント別の明暗: 主力の合成樹脂加工品事業において、壁装材や輸出用床材、車両用床材が好調な一方で、国内の建築関連資材(床材・防水)が低迷し、内需の弱さが露呈している。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期(累計)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 160.87億円(前年同期比 +0.9%)
- 営業利益: 6.74億円(同 △21.1%)
- 経常利益: 7.60億円(同 △18.3%)
- 四半期純利益: 5.46億円(同 △13.1%)
通期計画に対する進捗率(修正後計画ベース):
- 売上高:75.9%(前年同期 75.8%)
- 営業利益:79.3%(前年同期 79.7%) 進捗率は前年同期とほぼ同水準を維持しており、営業利益ベースでは計画を上回るペースで推移しています。しかし、利益の「勢い」という点では、前年同期の営業利益8.54億円から大きく後退しており、収益性の低下が顕著です。
3. セグメント別のモメンタム
- 合成樹脂加工品事業(勢い:足踏み~減速): 売上高158.17億円(+0.9%)、営業利益5.10億円(△22.5%)。壁装材や輸出用床材、車両用床材、フィルム基材などは増収と健闘していますが、国内床材や防水・住宅資材の落ち込みが利益を押し下げています。原材料高と人件費増のダブルパンチを価格改定で完全には補い切れていない状況です。
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 160.9億円 | +0.9% | 159.4億円 |
| 営業利益 | 6.7億円 | -21.1% | 8.5億円 |
| 経常利益 | 7.6億円 | -18.3% | 9.3億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 5.5億円 | -13.1% | 6.3億円 |
| 包括利益 | 6.2億円 | -35.9% | 9.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 118.55円 | — | 136.41円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 265.0億円 | 264.3億円 |
| 純資産 | 194.4億円 | 191.5億円 |
| 自己資本比率 | 73.4% | 72.5% |
| 自己資本 | 194.4億円 | 191.5億円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 212.0億円 | +0.8% |
| 営業利益 | 8.5億円 | -20.7% |
| 経常利益 | 10.0億円 | -15.7% |
| 当期純利益 | 50,000,000円 | -94.0% |
| 1株当たり当期純利益 | 10.85円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 期末 | 70円 | 70円 予想 |
| 年間合計 | 70円 | 70円 予想 |