フジプレアム株式会社は、独自の「精密貼合(てんごう)技術」を中核に、液晶ディスプレイ(LCD)用部材やタッチパネルセンサー基板の製造を行うほか、太陽電池モジュールや産業用機械システムの設計・製造を手掛ける技術開発型企業です。
- 主要製品・サービス:
- 精密貼合技術を用いた車載・モバイル向けディスプレイ部材。
- 太陽電池モジュール(特にペロブスカイト太陽電池の研究開発に注力)。
- 半導体・液晶関連装置およびファクトリーオートメーション(FA)設備。
- 主要顧客: AGC株式会社(連結売上高の30.2%を占める筆頭顧客)。
- 競合環境: ディスプレイ分野では新規参入や海外勢(特に中国)との価格競争が激化。車載分野では標準化や商流変動の影響を強く受けています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
2.1%
≧10%が優良
ROA
1.3%
≧5%が優良
ROE
2.6%
≧10%が優良
ROIC
0.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-19.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-67.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-54.2%
≧10%が優良
3行解説
- 業績急減速: 売上高は前期比19.8%減の106.2億円、営業利益は67.9%減の2.2億円と大幅な減収減益。主力の精密貼合部門が営業赤字に転落。
- 特別利益による下支え: 親会社株主純利益は2.6億円を確保したが、これは子会社前社長への退職金支払い取りやめ等に伴う債務免除益(2.4億円)という一過性要因に依るところが大きい。
- 係争リスクの浮上: 買収した子会社(東陽社製作所)の前社長から2.64億円の損害賠償請求訴訟を提起されており、今後のキャッシュ・フローへの悪影響が懸念される。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.6億円 / 予想: 3.5億円
—
売上高
実績: 20.1億円 / 予想: 120.2億円
-22.1%
2Q
営業利益
実績: -0.0億円 / 予想: 3.5億円
—
売上高
実績: 39.6億円 / 予想: 120.2億円
-29.9%
3Q
営業利益
実績: -0.7億円 / 予想: -0.1億円
—
売上高
実績: 57.9億円 / 予想: 84.6億円
-30.8%
3行解説
- 大幅な減収減益と営業赤字転落:主力の精密貼合部門での需要回復遅れにより、売上高が前年同期比30.8%減の57.8億円となり、営業利益は前年の黒字から6,800万円の赤字に転落した。
- 通期業績予想の下方修正:本日付で通期予想を下方修正し、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想から大幅に引き下げられ、わずか0円(収支均衡)となる見通し。
- 主力事業の苦戦とコスト構造の課題:車載・エレクトロニクス分野の在庫調整や海外メーカーとの競争激化が響き、生産効率改善やコスト見直しも収益回復には至っていない。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | — | -2.0% | -3.1% | +9.0% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +0.2% | -0.6% | -6.6% | -3.8% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +0.7% | -4.0% | -5.6% | -11.1% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -67.9% | +0.0% | -1.2% | -7.6% | -6.4% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -89.4% | -1.2% | -2.7% | +2.9% | +0.8% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)