企業解説
1. 企業概要
日本化薬グループは、1916年創業の化学品メーカーであり、創業以来培ってきた火薬技術を基盤に多角的な事業を展開しています。現在の主要事業は「モビリティ&イメージング」「ファインケミカルズ」「ライフサイエンス」の3つの領域です。
- モビリティ&イメージング事業領域: エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータなどの自動車安全部品、液晶ディスプレイ用部材、X線分析装置部材などを製造・販売しています。
- ファインケミカルズ事業領域: エポキシ樹脂や難燃樹脂などの機能性材料、インクジェットプリンタ用色素や染料などの色素材料、アクリル酸製造用触媒などを提供しています。
- ライフサイエンス事業領域: 抗悪性腫瘍剤、生物学的製剤などの医薬品、殺虫剤、除草剤などのアグロケミカル、および不動産賃貸事業を展開しています。
これらの事業を通じて、自動車、電子材料、医療、農業など幅広い分野に製品やサービスを提供し、各領域で独自の技術と製品を確立することで収益を上げています。
2. 要点(3行)
日本化薬グループは、火薬技術を源流に多角化し、自動車安全部品、特殊化学品、医薬品を中核とする化学品メーカー。独自の技術と研究開発で高付加価値製品を提供し、長期ビジョンに基づき成長投資と株主還元を両立。足元では堅調な業績も、技術革新の速い市場での製品陳腐化やサプライチェーンリスクへの継続的な対応が課題。
3. 経営者の質
代表取締役社長の川村茂之氏は、1987年の当社入社以来、姫路工場長、海外子会社社長、セイフティシステムズ事業本部の企画本部長、事業部長などの要職を歴任し、2025年6月に代表取締役社長に就任しました。豊富な現場経験、特に中核事業の一つである自動車安全部品事業に関する深い理解を持つことが略歴から伺えます。
無料会員登録すると、企業解説の全文をお読みいただけます。
無料会員登録市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- 無料会員登録で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
無料会員登録すると、市場ポジションをご覧いただけます。
無料会員登録業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 | 2026年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1848.0億円 | 1983.8億円 | 2017.9億円 | 2225.8億円 | 2418.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 231.5億円 | 230.3億円 | 125.6億円 | 222.7億円 | 254.8億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 171.8億円 | 149.8億円 | 41.1億円 | 175.1億円 | 246.4億円 |
| 包括利益 | 261.2億円 | 190.5億円 | 234.5億円 | 131.3億円 | 386.5億円 |
| 純資産額 | 2464.3億円 | 2550.3億円 | 2705.5億円 | 2685.2億円 | 2801.0億円 |
| 総資産額 | 3154.6億円 | 3228.6億円 | 3631.7億円 | 3737.1億円 | 3987.4億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,459.06円/株 | 1,532.35円/株 | 1,625.18円/株 | 1,673.24円/株 | 1,878.87円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 101.7円/株 | 89.36円/株 | 24.8円/株 | 107.17円/株 | 161.18円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 101.65円/株 | 89.33円/株 | 24.79円/株 | 107.16円/株 | 161.18円/株 |
| 自己資本比率 | 77.8% | 78.7% | 74.2% | 71.6% | 70.0% |
| 自己資本利益率 | 7.3% | 6.0% | 1.6% | 6.5% | 9.0% |
| 株価収益率 | 1140.0% | 1330.0% | 5270.0% | 1320.0% | 1090.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 231.4億円 | 200.4億円 | 232.4億円 | 255.3億円 | 287.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -106.4億円 | -151.6億円 | -194.1億円 | -273.1億円 | -171.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -110.9億円 | -79.5億円 | 38.2億円 | -47.6億円 | -202.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 529.6億円 | 531.0億円 | 647.8億円 | 579.3億円 | 533.7億円 |
| 従業員数 | 570300.0% | 578200.0% | 590200.0% | 597900.0% | 594600.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 69400.0% | 71300.0% | 69800.0% | 66800.0% | 64200.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 2067.9億円 | 2201.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 1669.1億円 | 1785.8億円 |
| 資産 | 3737.1億円 | 3987.4億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 556.1億円 | 651.3億円 |
| ▶ 固定負債 | 495.8億円 | 535.0億円 |
| 負債 | 1051.9億円 | 1186.3億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 2269.8億円 | 2246.3億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 405.5億円 | 543.7億円 |
| 非支配株主持分 | 9.9億円 | 11.0億円 |
| 純資産 | 2685.2億円 | 2801.0億円 |
| 負債純資産 | 3737.1億円 | 3987.4億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 2225.8億円 | 2418.5億円 |
| 売上原価 | 1511.0億円 | 1689.7億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 714.8億円 | 728.8億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 510.8億円 | 504.3億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 204.0億円 | 224.5億円 |
| ▶ 営業外収益 | 29.4億円 | 41.5億円 |
| ▶ 営業外費用 | 10.8億円 | 11.3億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 222.7億円 | 254.8億円 |
| ▶ 特別利益 | 38.6億円 | 96.6億円 |
| ▶ 特別損失 | 41.2億円 | 15.5億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 220.1億円 | 335.9億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 50.8億円 | 81.9億円 |
| 法人税等調整額 | -6.5億円 | 6.9億円 |
| 法人税等 | 44.3億円 | 88.8億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 175.8億円 | 247.1億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.7億円 | 0.7億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 175.1億円 | 246.4億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 255.3億円 | 287.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -273.1億円 | -171.8億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -47.6億円 | -202.3億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | -3.1億円 | 40.8億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -68.5億円 | -45.6億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 579.3億円 | 533.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 579.3億円 | 533.7億円 |