川口化学工業株式会社は、ゴム薬品(加硫促進剤、老化防止剤など)、樹脂薬品、医農薬中間体、機能性化学品等の製造販売を行う化学メーカーです。独立系ながら、特にゴム用老化防止剤や加硫促進剤に強みを持ち、自動車タイヤ等のゴム産業、プラスチック、医薬・農薬など幅広い産業へ製品を供給しています。主要顧客は、売上高の20.6%を占める「山田化成株式会社」です。競合環境としては、国内外の化学メーカーとの激しい価格競争に晒されていますが、半導体材料や医薬用途向けなどの高付加価値分野へのシフトを推進しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-11 期末、2026-02-20 提出)収益性
営業利益率
4.8%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
9.9%
≧10%が優良
ROIC
4.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
12.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-11.3%
≧10%が優良
3行解説
- 自動車・中間体需要の停滞で売上高は88.1億円(前期比1.2%減)となったが、原価低減と高付加価値化により営業利益は4.2億円(同12.8%増)と増益を確保。
- 営業キャッシュ・フローが8.2億円と大幅に改善し、棚卸資産の圧縮も進むなど、資産効率と資金繰りの安全性が高まっている。
- 中期経営計画「ACCEL2026」の最終年に向け、半導体・医薬分野への投資を継続し、配当は1株当たり60円、配当性向26.4%と安定した株主還元を維持。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-11 第1四半期 、2026-04-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.9億円 / 予想: 1.4億円
+15.9%
売上高
実績: 19.4億円 / 予想: 44.0億円
-2.8%
3行解説
- 減収増益の着地: 売上高は前年同期比2.7%減の19.35億円となったものの、原価率の改善等により営業利益は16.0%増の0.95億円と、収益性が向上した。
- 樹脂薬品が成長を牽引: 主力のゴム薬品が苦戦する中、電子材料向けの樹脂薬品が売上高前年同期比19.0%増と大きく伸長し、利益を下支えした。
- 通期予想を一旦「未定」へ: 米国トランプ政権の関税政策や地政学リスク等の不確実性を理由に、通期の業績予想を数値で示すことが困難として公表を取り下げた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-10 | 2026年11月期 第1四半期 | +15.9% | +0.4% | -2.6% | — | — |
| 2026-01-14 | 2025年11月期 通期 | +12.7% | -0.0% | +16.1% | +3.3% | +3.6% |
| 2025-10-10 | 2025年11月期 第3四半期 | -16.7% | +1.4% | +2.9% | -0.4% | -12.3% |
| 2025-07-03 | 2025年11月期 第2四半期 | -2.0% | -0.1% | -2.6% | -1.4% | +0.2% |
| 2025-04-11 | 2025年11月期 第1四半期 | +22.4% | +4.6% | +1.7% | +4.2% | +15.8% |
| 2025-01-14 | 2024年11月期 通期 | +7.1% | +1.7% | -3.8% | -4.3% | -3.7% |
有価証券報告書
2026-02-20 有価証券報告書-第124期(2024/12/01-2025/11/30)
2025-02-20 有価証券報告書-第123期(2023/12/01-2024/11/30)