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久光製薬 事業分析

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有価証券報告書(2025-02 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

久光製薬株式会社は、世界最高水準の経皮薬物送達システム(TDDS)技術を核とする、外用鎮痛消炎剤のリーディングカンパニーです。

  • 事業内容: 医薬品事業(医療用医薬品、一般用医薬品)を主力とし、一部で有線テレビ放送等のその他事業を展開。
  • 主要製品: 「サロンパス®」(一般用)、「モーラス®テープ」「ジクトル®テープ」(医療用)など。
  • 主要顧客: 大木ヘルスケアホールディングス(前年度売上比10.7%)、メディパルホールディングス(同10.4%)など大手医薬品卸。
  • 競合環境: 医療用市場では後発品(ジェネリック)の普及加速と薬価改定が激化。一方、海外(特に米国)では女性ホルモン製剤やOTC市場で強固なシェアを維持。

2. 要点(3行)

  1. 米国市場での女性ホルモン製剤の伸長と円安効果により、連結売上高は前期比10.1%増の1,560億円、親会社株主に帰属する当期純利益は55.8%増の217億円と大幅な増収増益を達成。
  2. 中期経営方針「HX2025」の最終年度を前に、目標指標であるROE 8.0%(前期比2.6ポイント増)を達成し、海外売上高比率も約47.2%まで上昇するなど、資本効率とグローバル展開が加速。
  3. 自己株式240万株の取得に加え、2025年6月に発行済株式の約1割強に相当する1,000万株の消却を決定するなど、極めて積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 売上高: 1,560億円(前期比10.1%増)。国内は一般用が好調も医療用が薬価改定で苦戦。一方、海外が24.0%増と全体を牽引。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年02月期2022年02月期2023年02月期2024年02月期2025年02月期
連結経営指標等
売上高 1145.1億円 1201.9億円 1283.3億円 1417.1億円 1560.1億円
経常利益又は経常損失(△) 118.3億円 126.4億円 160.5億円 196.5億円 240.1億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 92.5億円 96.6億円 117.4億円 139.7億円 217.6億円
包括利益 99.3億円 158.8億円 238.4億円 257.3億円 295.5億円
純資産額 2538.1億円 2548.8億円 2584.1億円 2670.8億円 2794.1億円
総資産額 2998.6億円 3028.6億円 3139.2億円 3287.8億円 3430.7億円
1株当たり純資産額 3,083.98円/株 3,171.83円/株 3,294.2円/株 3,492.62円/株 3,788.47円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 113.22円/株 118.92円/株 148.01円/株 181.62円/株 295.57円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 113.11円/株 118.84円/株 147.88円/株 181.42円/株 295.15円/株
自己資本比率 84.1% 83.5% 81.6% 80.5% 80.6%
自己資本利益率 3.7% 3.8% 4.7% 5.4% 8.0%
株価収益率 5860.0% 3080.0% 2580.0% 2130.0% 1430.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 52.9億円 192.0億円 127.3億円 181.9億円 187.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 78.2億円 -130.6億円 -238.7億円 -25.1億円 175.6億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -71.9億円 -151.9億円 -146.9億円 -166.9億円 -158.5億円
現金及び現金同等物の残高 913.5億円 862.5億円 654.2億円 663.7億円 897.8億円
従業員数 277000.0% 278400.0% 276900.0% 275900.0% 279900.0%
平均臨時雇用人員 69100.0% 68900.0% 87400.0% 92300.0% 89800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 1940.2億円 2037.9億円
固定資産 1347.6億円 1392.8億円
資産 3287.8億円 3430.7億円
負債の部
流動負債 459.4億円 472.3億円
固定負債 157.6億円 164.3億円
負債 617.0億円 636.6億円
純資産の部
株主資本 2164.2億円 2211.7億円
評価・換算差額等 481.2億円 552.5億円
新株予約権 3.3億円 4.1億円
非支配株主持分 22.1億円 25.8億円
純資産 2670.8億円 2794.1億円
負債純資産 3287.8億円 3430.7億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 1417.1億円 1560.1億円
売上原価 627.4億円 648.1億円
売上総利益又は売上総損失(△) 789.7億円 912.0億円
販売費及び一般管理費 658.0億円 723.0億円
営業利益又は営業損失(△) 131.7億円 188.9億円
営業外収益 66.0億円 53.6億円
営業外費用 1.2億円 2.5億円
経常利益又は経常損失(△) 196.5億円 240.1億円
特別利益 3.9億円 50.4億円
特別損失 8.5億円 3.7億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 191.9億円 286.9億円
法人税、住民税及び事業税 39.0億円 56.2億円
法人税等調整額 8.5億円 7.6億円
法人税等 47.5億円 63.9億円
当期純利益又は当期純損失(△) 144.3億円 223.0億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 4.6億円 5.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 139.7億円 217.6億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 181.9億円 187.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -25.1億円 175.6億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -166.9億円 -158.5億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 19.6億円 29.4億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 9.4億円 234.1億円
現金及び現金同等物の残高 663.7億円 897.8億円
現金及び現金同等物の残高 663.7億円 897.8億円