久光製薬株式会社は、世界最高水準の経皮薬物送達システム(TDDS)技術を核とする、外用鎮痛消炎剤のリーディングカンパニーです。
- 事業内容: 医薬品事業(医療用医薬品、一般用医薬品)を主力とし、一部で有線テレビ放送等のその他事業を展開。
- 主要製品: 「サロンパス®」(一般用)、「モーラス®テープ」「ジクトル®テープ」(医療用)など。
- 主要顧客: 大木ヘルスケアホールディングス(前年度売上比10.7%)、メディパルホールディングス(同10.4%)など大手医薬品卸。
- 競合環境: 医療用市場では後発品(ジェネリック)の普及加速と薬価改定が激化。一方、海外(特に米国)では女性ホルモン製剤やOTC市場で強固なシェアを維持。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-23 提出)収益性
営業利益率
12.1%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
8.0%
≧10%が優良
ROIC
5.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
43.5%
≧10%が優良
EPS成長率
62.7%
≧10%が優良
3行解説
- 米国市場での女性ホルモン製剤の伸長と円安効果により、連結売上高は前期比10.1%増の1,560億円、親会社株主に帰属する当期純利益は55.8%増の217億円と大幅な増収増益を達成。
- 中期経営方針「HX2025」の最終年度を前に、目標指標であるROE 8.0%(前期比2.6ポイント増)を達成し、海外売上高比率も約47.2%まで上昇するなど、資本効率とグローバル展開が加速。
- 自己株式240万株の取得に加え、2025年6月に発行済株式の約1割強に相当する1,000万株の消却を決定するなど、極めて積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 33.6億円 / 予想: 200.0億円
-18.9%
売上高
実績: 346.6億円 / 予想: 1650.0億円
-3.2%
2Q
営業利益
実績: 81.3億円 / 予想: 200.0億円
-9.7%
売上高
実績: 749.4億円 / 予想: 1650.0億円
-0.7%
3Q
営業利益
実績: 126.1億円 / 予想: 未開示
-4.6%
売上高
実績: 1145.1億円 / 予想: 未開示
+2.9%
通期
営業利益
実績: 179.2億円 / 予想: 未開示
-5.2%
売上高
実績: 1630.2億円 / 予想: 未開示
+4.5%
3行解説
- 売上高は海外一般用医薬品の伸長により1,630億円(前期比4.5%増)と増収を確保したが、国内医療用医薬品の苦戦やコスト増により営業利益は179億円(同5.2%減)の減益となった。
- 米国を中心とする海外市場で「サロンパス」ブランドが世界シェアNo.1を9年連続で維持するなど、グローバル展開が収益の柱として存在感を強めている。
- タイヨー興産による公開買付け(TOB)が成立したことに伴い、2026年5月11日付で上場廃止となる予定であり、次期の業績予想および配当予想は非開示となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-13 | 2026年2月期 通期 | -5.2% | +0.5% | -1.0% | — | — |
| 2026-01-06 | 2026年2月期 第3四半期 | -4.6% | +13.8% | +38.0% | +36.6% | +31.3% |
| 2025-10-09 | 2026年2月期 第2四半期 | -9.7% | -1.2% | -4.2% | -5.3% | -6.0% |
| 2025-07-10 | 2026年2月期 第1四半期 | -18.9% | -0.1% | -1.3% | -2.2% | -3.9% |
| 2025-04-10 | 2025年2月期 通期 | +43.5% | -3.5% | +9.1% | -3.5% | -8.6% |
| 2025-01-09 | 2025年2月期 第3四半期 | +8.0% | +1.1% | +16.8% | +4.8% | +4.0% |
有価証券報告書
2025-05-23 有価証券報告書-第123期(2024/03/01-2025/02/28)