短信要約
1. 要点(3行)
- 増収減益の着地:人工腎臓用透析剤などの主力製品や後発品の販売促進により売上高は前年同期比6.0%増と堅調だが、研究開発費の増加が利益を圧迫し、営業利益は48.1%の大幅減益となった。
- 係争リスクの顕在化と財務構造の変化:東レとの特許権侵害訴訟で敗訴(控訴審判決)し、約74.7億円の支払命令を受けた。これに伴い資金流動性確保のため、短期借入金が約70億円増加するなどの財務的な急変が見られる。
- 不透明な先行きの織り込み:判決を不服として最高裁判所へ上告中だが、巨額の引当金(約87.4億円)に加え、金利負担増などの財務コストが今後の重石となる懸念がある。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期 第1四半期の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 155億3百万円(前年同期比 +6.0%)
- 営業利益: 5億96百万円(同 △48.1%)
- 経常利益: 6億47百万円(同 △28.8%)
- 四半期純利益: 4億62百万円(同 △26.9%)
通期計画に対する進捗率: 売上高は25.2%と概ね順調ですが、利益面では営業利益17.5%、経常利益19.6%、純利益20.1%に留まっています。前年同期の営業利益進捗率(通期実績ベースで逆算)と比較しても、研究開発費の先行負担により、利益の立ち上がりはやや鈍い勢いです。
3. セグメント別のモメンタム
医薬品事業(単一セグメント)において、主力製品の人工腎臓用透析剤「キンダリー」や輸液、後発医薬品の販売が「勢い」を維持しています。特に腎・透析関連の後発品が成長を牽引しています。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-06
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-06 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 155.0億円 | +6.0% | 146.2億円 |
| 営業利益 | 6.0億円 | +48.1% | 11.5億円 |
| 経常利益 | 6.5億円 | +28.8% | 9.1億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 4.6億円 | +26.9% | 6.3億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 54.14円 | — | 74.05円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-06末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 869.9億円 | 817.3億円 |
| 純資産 | 331.8億円 | 330.4億円 |
| 自己資本比率 | 38.1% | 40.4% |
| 自己資本 | 331.8億円 | 330.4億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 615.0億円 | +1.5% |
| 営業利益 | 34.0億円 | +17.7% |
| 経常利益 | 33.0億円 | +12.7% |
| 1株当たり当期純利益 | 269.24円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 40円 | 45円 予想 |
| 期末 | 42円 | 45円 予想 |
| 年間合計 | 82円 | 90円 予想 |
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