短信要約
1. 要点(3行)
- 供給トラブルと円安逆風による大幅減益: 連結営業利益は前年同期比43.6%減の36.4億円。海外向けアサコールの製造設備不具合による供給制限と、前年の為替差益から一転して為替差損(約10億円)を計上したことが直撃した。
- 主力製品の回復期待と新薬進捗: 供給トラブルのあった製造設備は既に復旧しており、下期以降の巻き返しを狙う。国内では2025年3月に発売した高カリウム血症治療薬「ビルタサ」の市場浸透が鍵となる。
- 資本効率向上への姿勢: 自己株式100万株の消却を実施し、連結子会社の吸収合併による組織効率化を推進。業績低迷の中でも株主還元と経営合理化を継続している。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期 第2四半期(中間期)の業績は以下の通りです。
- 売上高: 399.6億円(前年同期比 5.8%減)
- 営業利益: 36.4億円(同 43.6%減)
- 経常利益: 26.5億円(同 66.6%減)
- 中間純利益: 17.3億円(同 71.3%減)
通期計画に対する進捗率:
- 売上高: 44.4%(前年同期の通期実績に対する中間進捗は約48%であり、やや遅れ)
- 営業利益: 30.3%(前年同期比で勢いが大幅に減衰)
- 経常利益: 22.1%
- 当期純利益: 18.3%
通期計画を据え置いているものの、利益面での進捗率は3割を切っており、計画達成には下期に極めて高いハードルが残る着地となりました。
3. セグメント別のモメンタム
- 医療用医薬品事業(減速): 売上高 262.0億円(前年同期比 8.2%減)。国内は薬価改定や長期収載品の選定療養制度が重石。海外はアサコールの受託先工場での設備不具合により、一部地域で製品供給が滞ったことが響いた。ただし、設備は既に復旧し供給体制は正常化している。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 399.6億円 | -5.8% | 424.2億円 |
| 営業利益 | 36.4億円 | -43.6% | 64.6億円 |
| 経常利益 | 26.6億円 | -66.6% | 79.5億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 17.4億円 | -71.3% | 60.6億円 |
| 包括利益 | 30.7億円 | -68.3% | 97.1億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 39.42円 | — | 137.51円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1587.4億円 | 1591.7億円 |
| 純資産 | 918.1億円 | 898.0億円 |
| 自己資本比率 | 57.8% | 56.3% |
| 自己資本 | 916.7億円 | 895.4億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 900.0億円 | +3.1% |
| 営業利益 | 120.0億円 | -1.6% |
| 経常利益 | 120.0億円 | -6.5% |
| 当期純利益 | 95.0億円 | -4.4% |
| 1株当たり当期純利益 | 215.52円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 23円 | 24円 |
| 期末 | 24円 | 24円 予想 |
| 年間合計 | 47円 | 48円 予想 |