企業解説
1. 企業概要
窪田製薬ホールディングス株式会社は、失明や視力低下を招く眼疾患の治療・抑制を目指す「眼科医療ソリューション・カンパニー」です。独自のアクティブスティミュレーション技術(網膜への光刺激)を用いた近視抑制デバイス「Kubota Glass」や、在宅での網膜測定を可能にする遠隔眼科医療モニタリングデバイス「eyeMO」の開発・販売を行っています。また、低分子化合物「エミクススタト塩酸塩」をスターガルト病等の治療薬として開発中です。主要顧客はIQVIAサービシーズ ジャパン合同会社(売上比率20.2%)等です。2024年7月、研究開発拠点を米国から日本へ移管し、コスト構造の抜本的見直しを進めています。
2. 要点(3行)
- 継続企業の前提に関する「重要な疑義」が発生しており、現預金は1年で約13億円減少(14.5億円)するなど資金繰りが極めて厳しい。
- 本業の事業収益は0.27億円と極小規模に留まり、13.3億円の純損失を計上。開発拠点を日本へ集約し、生き残りを図る。
- 投資判断は「ネガティブ(売り)」。主力製品の収益化の遅れと、新株予約権による希薄化を前提とした延命策が続いており、リスクが極めて高い。
3. 業績・収益性のトレンド
- 事業収益: 2,718万円(前年同期比31.8%減)。Kubota Glassの販売が進展せず、極めて低い水準にあります。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上収益 | 0.4億円 | — | 0.1億円 | 0.4億円 | 0.3億円 |
| 税引前利益又は税引前損失(△) | -24.4億円 | -26.2億円 | -20.2億円 | -14.9億円 | -13.3億円 |
| 当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 | -24.4億円 | -26.2億円 | -20.2億円 | -14.9億円 | -13.3億円 |
| 当期包括利益:親会社の所有者に帰属 | -27.5億円 | -22.3億円 | -17.3億円 | -14.9億円 | -13.3億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 59.9億円 | 41.5億円 | 39.5億円 | 26.5億円 | 13.9億円 |
| 総資産額 | 66.9億円 | 48.3億円 | 44.2億円 | 30.2億円 | 15.4億円 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 134.5円/株 | 90.55円/株 | 72.31円/株 | 47.21円/株 | 24.48円/株 |
| 基本的1株当たり利益又は損失(△) | -56.9円/株 | -57.46円/株 | -40.92円/株 | -26.79円/株 | -23.65円/株 |
| 希薄化後1株当たり利益又は損失(△) | -56.9円/株 | -57.46円/株 | -40.92円/株 | -26.79円/株 | -23.65円/株 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 89.6% | 85.9% | 89.4% | 87.7% | 90.1% |
| 親会社所有者帰属持分利益率 | -34.6% | -51.6% | -49.8% | -45.2% | -66.0% |
| 株価収益率 | — | — | — | — | — |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -22.5億円 | -25.1億円 | -20.9億円 | -13.4億円 | -12.0億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 3.4億円 | 35.6億円 | 5.1億円 | -0.5億円 | -0.4億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 4.5億円 | 1.7億円 | 14.5億円 | 1.0億円 | -0.9億円 |
| 現金及び現金同等物 | 25.3億円 | 39.8億円 | 40.5億円 | 27.7億円 | 14.5億円 |
| 従業員数 | 800.0% | 800.0% | 700.0% | 1200.0% | 1900.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 400.0% | 300.0% | 300.0% | 100.0% | — |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | 30.2億円 | 15.4億円 |
| ▶ 流動資産 | 28.7億円 | 15.3億円 |
| ▶ 非流動資産 | 1.5億円 | 0.1億円 |
| 資産 | 30.2億円 | 15.4億円 |
| 負債及び資本 | 30.2億円 | 15.4億円 |
| ▶ 負債 | 3.7億円 | 1.5億円 |
| ▶ 資本 | 26.5億円 | 13.9億円 |
| 負債及び資本 | 30.2億円 | 15.4億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 事業収益 | 0.4億円 | 0.3億円 |
| ▶ 事業費用 | 14.3億円 | 12.6億円 |
| 合計 | 1.1億円 | 1.1億円 |
| 営業利益(△損失) | -15.0億円 | -13.5億円 |
| その他の収益及び費用 | ||
| 税引前利益(△損失) | -14.9億円 | -13.3億円 |
| 当期利益(△損失) | -14.9億円 | -13.3億円 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 1株当たり当期利益(△損失) | ||
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | -13.4億円 | -12.0億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.5億円 | -0.4億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 1.0億円 | -0.9億円 |
| 現金及び現金同等物の為替変動による影響 | 0.0億円 | 0.1億円 |
| 換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 | -12.8億円 | -13.1億円 |
| 現金及び現金同等物 | 27.7億円 | 14.5億円 |
| 現金及び現金同等物 | 27.7億円 | 14.5億円 |