企業解説
1. 企業概要
窪田製薬ホールディングス株式会社は、失明や視力低下を招く眼疾患の治療薬・医療機器を開発する「眼科医療ソリューション・カンパニー」です。2024年に研究開発拠点を米国から日本へ移管しました。
- 主要製品・サービス: ウェアラブル近視デバイス「Kubota Glass」、遠隔眼科医療モニタリングデバイス「eyeMO」、スターガルト病治療候補薬「エミクススタト塩酸塩」。
- 主要顧客: 現時点では本格的な商用化プロセスの初期段階にあり、特定の巨大顧客に依存する段階ではありませんが、直近ではIQVIAサービシーズ ジャパン合同会社への売上が全体の17.6%を占めています。
- 競合環境: 大手製薬企業や新興バイオベンチャーがひしめく眼科領域において、独自の「視覚サイクルモジュレーション技術」や「アクティブスティミュレーション技術」で差別化を図っています。
2. 要点(3行)
- 事業収益は2,133万円に留まり、税引前当期損失6.76億円を計上するなど、極めて厳しい赤字経営が継続。
- 営業キャッシュ・フローのマイナス継続と売上の立ち遅れにより、「継続企業の前提に関する重要な疑義(ゴーイング・コンサーン注記)」が記載されている。
- エミクススタトの欧州ライセンス契約締結や中国での販路拡大に活路を見出すが、依然として資本増強(第三者割当等)による延命が続いている。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高: 当連結会計年度の事業収益は2,133万円(前年比21.5%減)。主力と期待されたKubota Glassの海外売上の立ち上がりが遅れています。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上収益 | — | 0.1億円 | 0.4億円 | 0.3億円 | 0.2億円 |
| 税引前利益又は税引前損失(△) | -26.2億円 | -20.2億円 | -14.9億円 | -13.3億円 | -6.8億円 |
| 当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 | -26.2億円 | -20.2億円 | -14.9億円 | -13.3億円 | -6.8億円 |
| 当期包括利益:親会社の所有者に帰属 | -22.3億円 | -17.3億円 | -14.9億円 | -13.3億円 | -6.7億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 41.5億円 | 39.5億円 | 26.5億円 | 13.9億円 | 18.1億円 |
| 総資産額 | 48.3億円 | 44.2億円 | 30.2億円 | 15.4億円 | 19.8億円 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 90.55円/株 | 72.31円/株 | 47.21円/株 | 24.48円/株 | 15.72円/株 |
| 基本的1株当たり利益又は損失(△) | -57.46円/株 | -40.92円/株 | -26.79円/株 | -23.65円/株 | -10.59円/株 |
| 希薄化後1株当たり利益又は損失(△) | -57.46円/株 | -40.92円/株 | -26.79円/株 | -23.65円/株 | -10.59円/株 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 85.9% | 89.4% | 87.7% | 90.1% | 91.6% |
| 親会社所有者帰属持分利益率 | -51.6% | -49.8% | -45.2% | -66.0% | -42.2% |
| 株価収益率 | — | — | — | — | — |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -25.1億円 | -20.9億円 | -13.4億円 | -12.0億円 | -5.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 35.6億円 | 5.1億円 | -0.5億円 | -0.4億円 | -0.0億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 1.7億円 | 14.5億円 | 1.0億円 | -0.9億円 | 10.7億円 |
| 現金及び現金同等物 | 39.8億円 | 40.5億円 | 27.7億円 | 14.5億円 | 19.2億円 |
| 従業員数 | 800.0% | 700.0% | 1200.0% | 1900.0% | 800.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 300.0% | 300.0% | 100.0% | — | — |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | 15.4億円 | 19.8億円 |
| ▶ 流動資産 | 15.3億円 | 19.7億円 |
| ▶ 非流動資産 | 0.1億円 | 0.1億円 |
| 資産 | 15.4億円 | 19.8億円 |
| 負債及び資本 | 15.4億円 | 19.8億円 |
| ▶ 負債 | 1.5億円 | 1.7億円 |
| ▶ 資本 | 13.9億円 | 18.1億円 |
| 負債及び資本 | 15.4億円 | 19.8億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 事業収益 | 0.3億円 | 0.2億円 |
| ▶ 事業費用 | 12.6億円 | 8.8億円 |
| 合計 | 1.1億円 | 0.4億円 |
| 営業利益(△損失) | -13.5億円 | -8.9億円 |
| その他の収益及び費用 | ||
| 税引前利益(△損失) | -13.3億円 | -6.8億円 |
| 当期利益(△損失) | -13.3億円 | -6.8億円 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 1株当たり当期利益(△損失) | ||
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | -12.0億円 | -5.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.4億円 | -0.0億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -0.9億円 | 10.7億円 |
| 現金及び現金同等物の為替変動による影響 | 0.1億円 | -0.2億円 |
| 換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 | -13.1億円 | 4.6億円 |
| 現金及び現金同等物 | 14.5億円 | 19.2億円 |
| 現金及び現金同等物 | 14.5億円 | 19.2億円 |