企業解説
1. 企業概要
日本パレットプール株式会社(NPP)は、日本初の一貫パレチゼーション(発荷主から着荷主までパレットを替えずに輸送する方式)を推進するために設立された、パレットレンタル事業の草分け的存在です。
- 事業内容: 木製・プラスチック製パレットおよび荷役運搬機器のレンタル、循環運営システム(プール制)の提供。
- 主要製品: 11型・14型等の標準パレット、高精度位置情報管理システム「フクLOW」付パレット。
- 主要顧客: ㈱プライムポリマー(売上比率21.4%)、住友化学㈱(11.0%)、日本通運㈱(8.0%)など、石油化学・樹脂関連企業への依存度が高い。
- 競合環境: 物流の効率化や2024年問題、環境負荷低減(脱プラスチック)を背景に、レンタルパレットの需要は底堅い一方、業界内での価格競争やIT化による動態管理の高度化が求められています。
2. 要点(3行)
- 2025年3月期は石油化学業界の需要減退によるレンタル数量の減少が響き、売上高69.3億円(前期比8.5%減)、経常利益4.7億円(同46.1%減)と大幅な減収減益。
- 「経営3か年計画2024」の最終年度だったが、営業利益目標10.5億円に対し実績3.6億円(進捗率35.1%)に留まり、計画値を大幅に下回る厳しい着地となった。
- 一方で自己資本比率は63.6%と高く、配当性向30%以上の新方針に基づき1株当たり59円(前期比19円増)へ大幅増配するなど、株主還元姿勢を鮮明にしている。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高: 69.35億円(前期比8.5%減)。主力の石油化学樹脂関連の顧客が生産調整・在庫圧縮を継続したことが直撃しました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 提出会社の経営指標等 | |||||
| 売上高 | 69.6億円 | 70.9億円 | 73.9億円 | 75.8億円 | 69.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 7.4億円 | 6.5億円 | 11.2億円 | 8.7億円 | 4.7億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 4.5億円 | 2.7億円 | 8.3億円 | 5.3億円 | 3.1億円 |
| 持分法を適用した場合の投資利益又は投資損失(△) | — | — | — | — | — |
| 資本金 | 7.7億円 | 7.7億円 | 7.7億円 | 7.7億円 | 7.7億円 |
| 発行済株式総数 | 850,000株 | 1,700,000株 | 1,700,000株 | 1,700,000株 | 1,620,000株 |
| 純資産額 | 49.1億円 | 50.6億円 | 58.4億円 | 63.4億円 | 64.6億円 |
| 総資産額 | 102.4億円 | 103.6億円 | 121.0億円 | 112.0億円 | 101.6億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,918.25円/株 | 3,008.86円/株 | 3,468.35円/株 | 3,768.67円/株 | 4,081円/株 |
| 1株当たり配当額 | 70円/株 | 40円/株 | 40円/株 | 40円/株 | 59円/株 |
| 1株当たり中間配当額 | — | — | — | — | — |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 269.12円/株 | 162.12円/株 | 495.15円/株 | 313.46円/株 | 185.26円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 48.0% | 48.9% | 48.2% | 56.6% | 63.6% |
| 自己資本利益率 | 9.7% | 5.5% | 15.3% | 8.7% | 4.8% |
| 株価収益率 | 650.0% | 650.0% | 480.0% | 840.0% | 910.0% |
| 配当性向 | 13.0% | 24.7% | 8.1% | 12.8% | 30.1% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 29.5億円 | 27.5億円 | 31.7億円 | 32.1億円 | 22.7億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -21.7億円 | -27.2億円 | -36.1億円 | -14.2億円 | -13.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -5.1億円 | -1.4億円 | 4.5億円 | -10.8億円 | -12.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 8.6億円 | 7.5億円 | 7.5億円 | 14.6億円 | 11.5億円 |
| 従業員数 | 9900.0% | 9400.0% | 9800.0% | 10200.0% | 10900.0% |
| 株主総利回り | 145.0% | 90.7% | 102.0% | 115.5% | 78.2% |
| 株価指数における総利回り | 139.3% | 138.7% | 142.8% | 197.3% | 189.5% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 26.4億円 | 22.4億円 |
| ▶ 固定資産 | 85.6億円 | 79.1億円 |
| 資産 | 112.0億円 | 101.6億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 31.0億円 | 26.8億円 |
| ▶ 固定負債 | 17.7億円 | 10.2億円 |
| 負債 | 48.6億円 | 37.0億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 62.3億円 | 63.3億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 1.1億円 | 1.3億円 |
| 純資産 | 63.4億円 | 64.6億円 |
| 負債純資産 | 112.0億円 | 101.6億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| ▶ 売上高 | 75.8億円 | 69.4億円 |
| ▶ 売上原価 | 57.3億円 | 54.0億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 18.6億円 | 15.4億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 10.8億円 | 11.7億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 7.8億円 | 3.7億円 |
| ▶ 営業外収益 | 1.3億円 | 1.4億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.4億円 | 0.3億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 8.7億円 | 4.7億円 |
| ▶ 特別利益 | 1.5億円 | — |
| ▶ 特別損失 | 2.3億円 | — |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 7.9億円 | 4.7億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 2.7億円 | 1.3億円 |
| 法人税等調整額 | -0.1億円 | 0.3億円 |
| 法人税等 | 2.6億円 | 1.6億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 5.3億円 | 3.1億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 32.1億円 | 22.7億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -14.2億円 | -13.8億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -10.8億円 | -12.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | — | — |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 7.1億円 | -3.2億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 14.6億円 | 11.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 14.6億円 | 11.5億円 |