株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、中堅・中小企業向け基幹業務システム(ERP)である「奉行シリーズ」の開発・販売を行うリーディングカンパニーです。
- 事業内容: 会計、人事、給与などの基幹業務ソリューションテクノロジーの開発およびクラウドサービスの提供。
- 主要製品・サービス: 「奉行クラウド」、「奉行V ERPクラウド」、「奉行クラウドEdge」など。
- 主要顧客: 直接の販売先として「株式会社オービックオフィスオートメーション」が総売上高の11.07%(約52億円)を占めていますが、最終的なエンドユーザーは国内の中堅・中小企業です。
- 競合環境: 業務ソフト分野で高いブランド力を持ち、近年はオンプレミスからSaaS(クラウド)への移行を加速させ、AI技術を活用したAX(AIトランスフォーメーション)で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)収益性
営業利益率
46.3%
≧10%が優良
ROA
10.7%
≧5%が優良
ROE
10.5%
≧10%が優良
ROIC
9.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
16.0%
≧10%が優良
EPS成長率
16.9%
≧10%が優良
3行解説
- クラウド移行が結実: 主力の「奉行クラウド」が前年同期比36.5%増と爆発的に成長し、売上高・各利益ともに過去最高水準を更新。
- 圧倒的な収益性と財務基盤: 売上高営業利益率46.3%、自己資本比率76.2%と極めて高く、無借金経営で1,610億円の現預金を保有するキャッシュリッチ企業。
- 次なる成長軸はAI: AI技術を統合した「AIエージェントサービス」の開発に注力し、単なる業務効率化から「AX(AIによる業務変革)」への転換を推進。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-21 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 55.7億円 / 予想: 240.0億円
+7.5%
売上高
実績: 121.5億円 / 予想: 517.0億円
+8.2%
2Q
営業利益
実績: 111.6億円 / 予想: 240.0億円
+10.4%
売上高
実績: 249.3億円 / 予想: 517.0億円
+9.6%
3Q
営業利益
実績: 172.7億円 / 予想: 240.0億円
+8.5%
売上高
実績: 378.8億円 / 予想: 517.0億円
+9.0%
通期
営業利益
実績: 235.8億円 / 予想: 未開示
+8.4%
売上高
実績: 514.0億円 / 予想: 未開示
+9.4%
3行解説
- 2026年3月期は、主力クラウドサービスの伸長により売上高514億円(前期比9.4%増)、当期純利益181億円(同12.0%増)と増収増益を達成。
- クラウド収益の成長が加速し「プロダクト」部門が15.5%増と牽引する一方、オンプレミス保守を含む「サービス」部門は減少が続く鮮明な構造変化。
- 配当を前期の100円から111円へ増配し、次期予想も130円へと大幅な上積み。500億円規模の長期預金預け入れなど、極めて強固な財務基盤が継続。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-21 | 2026年3月期 通期 | +8.4% | -4.1% | -7.7% | — | — |
| 2026-01-26 | 2026年3月期 第3四半期 | +8.5% | +0.6% | -12.2% | -32.0% | -20.7% |
| 2025-10-28 | 2026年3月期 第2四半期 | +10.4% | -1.8% | -2.4% | -2.6% | -7.7% |
| 2025-07-23 | 2026年3月期 第1四半期 | +7.5% | -7.4% | +2.6% | -3.4% | -3.3% |
| 2025-04-22 | 2025年3月期 通期 | +16.0% | -4.4% | -17.3% | -8.8% | -1.0% |
| 2025-01-24 | 2025年3月期 第3四半期 | +20.0% | +5.4% | +9.9% | +7.0% | -0.2% |
有価証券報告書
2025-06-19 有価証券報告書-第46期(2024/04/01-2025/03/31)