株式会社WOWOWは、主に放送衛星(BS)を用いたデジタル有料放送サービス「WOWOW」を展開している企業です。主要な収益源は加入者からの視聴料であり、ケーブルテレビ、通信衛星(CS)、IPTVといった多様なプラットフォームを通じて番組を提供しています。近年は、自社で番組を配信する「WOWOWオンデマンド」やスポーツコンテンツに特化した「WOWSPO」も提供し、多角的なチャネル展開を進めています。
グループ会社は、WOWOWプラス(CS放送)、WOWOWエンタテインメント(番組制作・中継)、WOWOW BRIDGE(海外作品制作)、WOWOWコミュニケーションズ(顧客管理・テレマーケティング)、フロストインターナショナルコーポレーション(テレマーケティング)、cinra(メディア企画・Webサイト制作)などがあり、コンテンツの調達から制作、顧客サービスまでを垂直統合したビジネスモデルを構築しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2026-03 期末、2026-06-18 提出)収益性
営業利益率
1.9%
≧10%が優良
ROA
1.5%
≧5%が優良
ROE
1.9%
≧10%が優良
ROIC
1.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-27.6%
≧10%が優良
EPS成長率
102.7%
≧10%が優良
3行解説
有料衛星放送を基盤としつつ、デジタル配信やコンテンツ多層化収益の拡大を目指す過渡期にあります。NTTドコモとの提携による新たな配信サービス事業が成長の要となります。既存事業の加入者減少と海外コンテンツ調達コスト増という逆風の中、新規事業と効率化による構造転換が経営の最重要課題です。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-15 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 11.8億円 / 予想: 7.0億円
-15.9%
売上高
実績: 186.9億円 / 予想: 766.0億円
-0.5%
2Q
営業利益
実績: 16.3億円 / 予想: 7.0億円
+34.6%
売上高
実績: 375.7億円 / 予想: 766.0億円
+0.5%
3Q
営業利益
実績: 39.7億円 / 予想: 7.0億円
+165.3%
売上高
実績: 571.3億円 / 予想: 766.0億円
+1.2%
通期
営業利益
実績: 14.8億円 / 予想: 未開示
-27.6%
売上高
実績: 771.2億円 / 予想: 未開示
+0.5%
3行解説
- 2026年3月期連結純利益は前期比103.3%増の12.96億円と倍増したが、これは前期に計上した減損損失の剥落によるもので、本業の営業利益は27.6%減の14.75億円と低迷した。
- 主力のメディア・コンテンツ事業において正味加入件数が約19.3万件の純減(前期は約10.7万件の純減)となり、解約超過の加速が収益を圧迫する深刻な状況が鮮明となった。
- 2027年3月期は、放送事業の縮小を直視した「ハイブリッド型事業構造」への転換期とし、新配信サービスへの先行投資を優先するため、営業利益は前期比49.2%減の7.5億円と大幅減益を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-15 | 2026年3月期 通期 | -27.6% | -3.0% | -16.1% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +165.3% | +1.2% | -9.2% | -18.8% | -11.3% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +34.6% | -0.2% | -1.0% | -0.6% | -2.9% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -15.9% | +1.8% | +25.0% | +18.5% | -4.9% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +40.4% | +0.4% | +0.5% | -1.3% | +20.3% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -38.2% | -3.4% | -1.1% | -0.9% | +0.8% |
有価証券報告書
2026-06-18 有価証券報告書-第42期(2025/04/01-2026/03/31)
2025-06-20 有価証券報告書-第41期(2024/04/01-2025/03/31)