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ファンペップ 事業分析

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有価証券報告書(2025-12 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である「機能性ペプチド」を医薬品や化粧品として開発する創薬系バイオベンチャーです。主力の「抗体誘導ペプチド」は、患者の体内で抗体産生を誘導するペプチドワクチンであり、高額な抗体医薬品の代替(低コスト化・投与頻度低減)を目指しています。

  • 主要製品・パイプライン: 皮膚潰瘍治療薬「SR-0379」(国内第Ⅲ相)、花粉症を対象とした「FPP004X」(国内第Ⅰ相)など。
  • 主要顧客: 塩野義製薬(SR-0379およびFPP004Xの提携先)、株式会社アルビオン(化粧品原料の供給先)など。
  • 競合環境: 既存の抗体医薬品(ステラーラ、コセンティクス等)が競合となりますが、化学合成による製造コストの低位性と利便性で差別化を図っています。

2. 要点(3行)

  • 研究開発費が約13億円に倍増し、子会社に係る減損損失3.77億円の計上も重なり、当期純損失は19.11億円(前期は8.89億円の赤字)へ大幅に拡大。
  • 主力パイプライン「SR-0379」の追加第Ⅲ相試験開始や、花粉症対象の「FPP004X」が塩野義製薬とオプション契約を締結し第Ⅰ相試験に進むなど、開発は進展。
  • 営業CFの赤字13.87億円に対し、現預金残高は17.68億円。2026年3月に約8.5億円の資金調達(新株予約権行使含む)を実施し、当面の開発資金を確保。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 事業収益: 314万円(前期 612万円)と極めて少額です。これは同社が研究開発段階にあり、本格的な収益は上市後のロイヤリティやマイルストーンに依存するためです。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
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  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
  • 🔒 総評

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期
連結経営指標等
事業収益 0.0億円 0.0億円 0.1億円 0.0億円
経常利益又は経常損失(△) -11.8億円 -9.4億円 -9.0億円 -16.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -11.7億円 -9.3億円 -8.9億円 -19.1億円
包括利益 -11.7億円 -9.3億円 -8.9億円 -19.1億円
純資産額 26.9億円 23.0億円 25.5億円 14.6億円
総資産額 29.9億円 24.9億円 31.1億円 19.8億円
1株当たり純資産額 125.79円/株 94.97円/株 78.31円/株 35.52円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -61.04円/株 -39.63円/株 -31.98円/株 -50.2円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 90.0% 92.4% 81.6% 72.7%
自己資本利益率
株価収益率
営業活動によるキャッシュ・フロー -10.5億円 -9.9億円 -5.4億円 -13.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -0.2億円 -0.0億円 -0.3億円 -0.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 2.5億円 5.4億円 11.2億円 8.1億円
現金及び現金同等物の残高 22.5億円 17.9億円 23.5億円 17.7億円
従業員数 1400.0% 1500.0% 1500.0% 1500.0%
平均臨時雇用人員 200.0% 300.0% 400.0% 400.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 26.5億円 19.3億円
固定資産 4.6億円 0.5億円
資産 31.1億円 19.8億円
負債の部
流動負債 4.6億円 5.2億円
固定負債 1.0億円
負債 5.6億円 5.2億円
純資産の部
株主資本 25.4億円 14.4億円
新株予約権 0.1億円 0.2億円
純資産 25.5億円 14.6億円
負債純資産 31.1億円 19.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
事業収益 0.1億円 0.0億円
事業費用 9.1億円 16.5億円
営業利益又は営業損失(△) -9.0億円 -16.5億円
営業外収益 0.2億円 0.2億円
営業外費用 0.1億円 0.0億円
経常利益又は経常損失(△) -9.0億円 -16.3億円
特別損失 3.8億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -9.0億円 -20.1億円
法人税、住民税及び事業税 0.0億円 0.0億円
法人税等調整額 -0.1億円 -1.0億円
法人税等 -0.1億円 -1.0億円
当期純利益又は当期純損失(△) -8.9億円 -19.1億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -8.9億円 -19.1億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -5.4億円 -13.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -0.3億円 -0.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 11.2億円 8.1億円
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 5.5億円 -5.8億円
現金及び現金同等物の残高 23.5億円 17.7億円
現金及び現金同等物の残高 23.5億円 17.7億円