株式会社ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である「機能性ペプチド」を医薬品や化粧品として開発する創薬系バイオベンチャーです。主力の「抗体誘導ペプチド」は、患者の体内で抗体産生を誘導するペプチドワクチンであり、高額な抗体医薬品の代替(低コスト化・投与頻度低減)を目指しています。
- 主要製品・パイプライン: 皮膚潰瘍治療薬「SR-0379」(国内第Ⅲ相)、花粉症を対象とした「FPP004X」(国内第Ⅰ相)など。
- 主要顧客: 塩野義製薬(SR-0379およびFPP004Xの提携先)、株式会社アルビオン(化粧品原料の供給先)など。
- 競合環境: 既存の抗体医薬品(ステラーラ、コセンティクス等)が競合となりますが、化学合成による製造コストの低位性と利便性で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-24 提出)収益性
営業利益率
-525053.5%
≧10%が優良
ROA
-64.8%
≧5%が優良
ROE
-95.3%
≧10%が優良
ROIC
-78.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-94.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 研究開発費が約13億円に倍増し、子会社に係る減損損失3.77億円の計上も重なり、当期純損失は19.11億円(前期は8.89億円の赤字)へ大幅に拡大。
- 主力パイプライン「SR-0379」の追加第Ⅲ相試験開始や、花粉症対象の「FPP004X」が塩野義製薬とオプション契約を締結し第Ⅰ相試験に進むなど、開発は進展。
- 営業CFの赤字13.87億円に対し、現預金残高は17.68億円。2026年3月に約8.5億円の資金調達(新株予約権行使含む)を実施し、当面の開発資金を確保。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: -2.9億円 / 予想: 未開示
+51.2%
売上高
実績: 0.0億円 / 予想: 未開示
—
3行解説
- 事業収益は0円で推移したものの、花粉症向け開発品「FPP004X」の試験費用減少等により、営業赤字は前年同期の6.03億円から2.94億円へと大幅に縮小。
- 主力パイプライン「FPP004X」の第Ⅰ相臨床試験の観察期間が2026年4月に終了し、2026年第3四半期(7-9月)に速報結果が開示される見通し。
- 2026年3月に第三者割当増資等により約4.13億円(資本金及び資本剰余金の合計増加額)を調達し、自己資本比率は76.1%と財務基盤を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年12月期 第1四半期 | +51.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2025年12月期 通期 | -82.9% | -3.7% | -7.8% | +20.2% | — |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | -116.4% | +0.6% | -4.1% | -8.1% | -15.2% |
| 2025-08-14 | 2025年12月期 第2四半期 | -130.1% | +0.2% | +3.9% | -3.4% | -8.5% |
| 2025-05-14 | 2025年12月期 第1四半期 | -229.5% | +3.3% | +9.4% | +14.6% | +7.2% |
| 2025-02-12 | 2024年12月期 通期 | +9.4% | -0.0% | +7.9% | -9.9% | -19.2% |
有価証券報告書
2026-03-24 有価証券報告書-第13期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第12期(2024/01/01-2024/12/31)