あすか製薬ホールディングス 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 増収減益の着地も、ベトナム大手子会社化による「海外成長フェーズ」への移行を鮮明化:売上高は641.39億円(前期比2.1%増)と微増ながら、研究開発費の大幅増(70.31億円、同48.7%増)が利益を圧迫した。
  • 配当政策の変更と大幅増配がサプライズ:配当性向30%を目安とする業績連動方式へ移行し、年間配当を前期の40円から55円へ大幅に引き上げ。株主還元姿勢を強化。
  • 次期予想は「V字回復」を計画:ベトナムのハタイ製薬を連結化したことで、2026年3月期は売上高750億円(16.9%増)、営業利益68億円(27.5%増)と大幅な伸びを見込む。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の通期実績は以下の通りです。

  • 売上高: 641.39億円(前期比2.1%増)
  • 営業利益: 53.31億円(前期比18.0%減)
  • 経常利益: 51.07億円(前期比21.7%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 51.01億円(前期比32.4%減)

進捗と勢いの変化: 本決算は通期実績であるため、次期(2026年3月期)計画に対する勢いを見ると、売上高で108.6億円の増収、営業利益で14.68億円の増益を見込んでおり、足元の減益局面から反転攻勢に転じる計画です。前期は薬価改定の影響や研究開発費の先行投資が重く、利益面では足踏み状態となりました。

3. セグメント別のモメンタム

  • 医薬品事業(勢い:維持): 売上高566.55億円(前期比1.1%増)。主力品の「レルミナ」が105.31億円(6.3%増)、「ドロエチ」が75.02億円(22.5%増)と産婦人科領域が牽引。一方で、研究開発費の増加によりセグメント利益は63.49億円(17.0%減)と減益。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 641.4億円 +2.1% 628.4億円
営業利益 53.3億円 -18.0% 65.0億円
経常利益 51.1億円 -21.7% 65.2億円
当期純利益(親会社帰属) 51.0億円 -32.4% 75.5億円
包括利益 52.2億円 -35.7% 81.3億円
1株当たり当期純利益 179.95円 266.51円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 1005.3億円 907.5億円
純資産 692.0億円 619.3億円
自己資本比率 65.0% 68.2%
自己資本 653.1億円 619.3億円
1株当たり純資産 2,302.61円 2,186.1円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 8.0% 13.0%
ROA(総資産経常利益率) 5.3% 7.3%
売上高営業利益率 8.3% 10.3%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 24.9億円 14.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -61.2億円 17.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -29.6億円 -39.4億円
期末現金及び現金同等物残高 106.0億円 167.4億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 750.0億円 +16.9%
営業利益 68.0億円 +27.5%
経常利益 68.0億円 +33.1%
当期純利益 52.0億円 +1.9%
1株当たり当期純利益 183.44円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 20円 25円
期末 20円 30円
配当性向:当期 30.6% / 前期 15.0% 純資産配当率:当期 2.5% / 前期 1.9%