企業解説
1. 企業概要
株式会社坪田ラボは、慶應義塾大学発の医療系ベンチャー企業で、「VISIONary INNOVATIONで未来をごきげんにする」をパーパスに掲げています。主な事業は、近視、ドライアイ、老視、脳疾患といった眼科・脳神経領域のアンメットメディカルニーズに対する治療法創出を目指した研究開発です。
ビジネスモデルは、独自の研究開発コンセプト「Co-Creation Core (CCC)」を基盤とし、大学・研究機関及び企業との共創を通じて知的財産を創出します。これらの知的財産をパートナー企業へ導出(共同研究開発契約や実施許諾契約)することで、契約一時金、マイルストーン収入、ロイヤリティ収入を獲得し、その収益を新たな研究開発に再投資するという循環型のイノベーションモデルを採用しています。現時点では、契約一時金とマイルストーン収入が収益の中心となっています。
主要な製品・サービスとしては、バイオレットライト技術を用いた近視進行抑制医療機器「TLG-001」、近視抑制点眼薬「TLM-003」、マイボーム腺機能不全治療薬「TLM-001」、眼移植片対宿主病点眼薬「TLM-017」、脳神経疾患治療機器「TLG-005」など、複数のパイプラインを開発中です。また、医療領域だけでなく、一般消費者向けのコンシューマー製品市場(化粧品等)への展開も進めるクロスドメイン戦略を採っています。
2. 要点(3行)
慶應義塾大学発の医療系ベンチャーで、眼科・脳神経領域のアンメットニーズに対し研究開発を行う。ビジネスモデルは知的財産創出とパートナー企業への導出を通じた契約一時金・マイルストーン収入が主。継続的な研究開発投資により約7.6億円の純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義があるが、複数のパイプラインを進捗させている。
3. 経営者の質
代表取締役社長は坪田一男氏です。同氏は慶應義塾大学医学部眼科学教室の教授を務めた研究者であり、当社の前身であるドライアイKTの設立者でもあります。この略歴から、事業の核である眼科・脳神経領域の研究開発に対する深い専門知識と情熱を持っていることが伺えます。
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成長性の軌跡
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
キャッシュフローの質
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 | 2026年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 提出会社の経営指標等 | |||||
| 売上高 | 6.4億円 | 9.5億円 | 6.7億円 | 13.6億円 | 2.0億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 2.0億円 | 1.4億円 | -6.4億円 | 2.8億円 | -7.6億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 1.5億円 | 0.9億円 | -6.4億円 | 2.1億円 | -7.6億円 |
| 持分法を適用した場合の投資利益又は投資損失(△) | — | — | — | — | — |
| 資本金 | 2.3億円 | 7.9億円 | 8.2億円 | 8.3億円 | 8.4億円 |
| 発行済株式総数 | 22,632,700株 | 25,306,800株 | 25,577,500株 | 25,639,300株 | 25,794,300株 |
| 純資産額 | 7.4億円 | 19.5億円 | 13.7億円 | 15.9億円 | 8.6億円 |
| 総資産額 | 16.2億円 | 26.7億円 | 23.0億円 | 25.0億円 | 13.2億円 |
| 1株当たり純資産額 | 32.89円/株 | 77.07円/株 | 53.45円/株 | 61.91円/株 | 33.49円/株 |
| 1株当たり配当額 | — | — | — | — | — |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 6.77円/株 | 3.66円/株 | -25.15円/株 | 8.04円/株 | -29.58円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | 3.52円/株 | — | 7.92円/株 | — |
| 自己資本比率 | 46.0% | 73.0% | 59.6% | 63.4% | 65.5% |
| 自己資本利益率 | 23.0% | 6.7% | — | 13.9% | — |
| 株価収益率 | — | 22630.0% | — | 4900.0% | — |
| 配当性向 | — | — | — | — | — |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 6.5億円 | 0.3億円 | -3.0億円 | -3.2億円 | -5.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.7億円 | -0.5億円 | -0.1億円 | -0.1億円 | -0.1億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -0.2億円 | 10.1億円 | 0.4億円 | -0.1億円 | 0.2億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 11.7億円 | 21.6億円 | 18.8億円 | 15.4億円 | 9.7億円 |
| 従業員数 | 900.0% | 1000.0% | 700.0% | 1700.0% | 2200.0% |
| 平均臨時雇用人員 | — | — | — | — | — |
| 株主総利回り | — | — | 42.7% | 47.5% | 35.5% |
| 株価指数における総利回り | — | — | 97.3% | 86.8% | 94.6% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 24.5億円 | 12.8億円 |
| ▶ 固定資産 | 0.6億円 | 0.4億円 |
| 資産 | 25.0億円 | 13.2億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 8.5億円 | 4.1億円 |
| ▶ 固定負債 | 0.7億円 | 0.5億円 |
| 負債 | 9.2億円 | 4.5億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 15.9億円 | 8.6億円 |
| 純資産 | 15.9億円 | 8.6億円 |
| 負債純資産 | 25.0億円 | 13.2億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 13.6億円 | 2.0億円 |
| 売上原価 | 1.8億円 | 0.7億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 11.8億円 | 1.3億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 9.4億円 | 9.2億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 2.4億円 | -7.9億円 |
| ▶ 営業外収益 | 0.5億円 | 0.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 2.8億円 | -7.6億円 |
| ▶ 特別利益 | — | 0.0億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.0億円 | — |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 2.8億円 | -7.6億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 0.8億円 | 0.0億円 |
| 法人税等 | 0.8億円 | 0.0億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 2.1億円 | -7.6億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | -3.2億円 | -5.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -0.1億円 | -0.1億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -0.1億円 | 0.2億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -3.4億円 | -5.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 15.4億円 | 9.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 15.4億円 | 9.7億円 |