アジュバンホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社アジュバンホールディングスは、理美容室、エステティックサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン、美容クリニック等の「サロン」向け化粧品の商品企画、研究開発、販売、および関連サービスを提供する企業です。ビジネスモデルは純粋持株会社体制で、当社は経営指導、連結子会社が商品の企画・開発、国内サロンへの代理店経由または直接販売(カウンセリング販売)、海外サロンへの直接販売、ECによる直接消費者への育毛剤販売などを行っています。主要な製品・サービスはスキンケアとヘアケアを中心とした化粧品群で、特に「安心・安全」な成分配合とカウンセリングを通じた販売を重視しています。2026年3月期の連結売上高は約38.1億円で、ヘアケアが全体の約70%、スキンケアが約35.5%を占めています(売上割戻金控除前)。国内売上が約95.8%を占める一方で、海外事業も展開しています。

2. 要点(3行)

アジュバンホールディングスは、「安心・安全」なカウンセリング化粧品を理美容サロン向けに展開する持株会社。市場の健康・ナチュラル志向を追い風に、サロンとの強固な関係性と製品開発力を競争優位とする。カウンセリング販売モデルの維持と新規顧客獲得が成長の鍵を握り、ファブレス生産体制やブランドイメージ毀損リスクへの対応が重要。

3. 経営者の質

代表取締役会長兼社長の中村豊氏は、1990年の創業以来、一貫して美容業界で事業を牽引してきたオーナー経営者です。現経営陣には中村氏の長男である中村卓哉氏や、専務取締役田中順子氏の長男である田中昌樹氏も含まれており、家族経営・オーナー色が強い体制です。経営陣・大株主の持株比率では、中村豊氏が9.82%、田中昌樹氏が11.76%、田中順子氏が2.97%を保有しています。中村氏は創業から化粧品販売に携わっており、事業の現場に対する深い理解を持つと推測されます。過去には持株会社体制への移行、子会社の吸収合併、上場市場区分の変更(プライムからスタンダードへの移行)などの意思決定を行ってきました。資本配分の方針としては、年1回の安定的な配当を基本としつつ、コスト競争力強化、商品開発、営業所展開、グローバル戦略への有効投資のために内部留保を重視する姿勢が見られます。譲渡制限付株式報酬制度も導入しており、役員と株主の価値共有も図っています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 44.3億円 43.8億円 44.4億円 41.0億円 38.1億円
経常利益又は経常損失(△) 4.0億円 2.7億円 0.2億円 1.4億円 2.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 3.9億円 4.0億円 -1.0億円 0.4億円 1.4億円
包括利益 4.0億円 4.0億円 -0.9億円 0.5億円 1.4億円
純資産額 43.2億円 44.9億円 42.2億円 41.8億円 42.2億円
総資産額 56.6億円 55.5億円 52.8億円 52.9億円 51.5億円
1株当たり純資産額 537.31円/株 561.02円/株 527.07円/株 521.36円/株 527.29円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 49.13円/株 50.46円/株 -12.49円/株 5.08円/株 17.86円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 49.08円/株
自己資本比率 76.3% 80.8% 79.9% 79.0% 81.9%
自己資本利益率 9.4% 9.2% -2.3% 1.0% 3.4%
株価収益率 2210.0% 1940.0% -7390.0% 15768.0% 4255.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 4.2億円 -3.2億円 3.8億円 3.1億円 1.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 0.2億円 3.4億円 3.9億円 -1.0億円 -1.2億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -1.8億円 -2.6億円 -2.0億円 -1.0億円 -1.1億円
現金及び現金同等物の残高 17.4億円 15.3億円 21.2億円 22.2億円 21.3億円
従業員数 14000.0% 13400.0% 13700.0% 12400.0% 12300.0%
臨時雇用者数

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 35.3億円 33.7億円
固定資産 17.6億円 17.8億円
資産 52.9億円 51.5億円
負債の部
流動負債 6.6億円 5.0億円
固定負債 4.5億円 4.3億円
負債 11.1億円 9.3億円
純資産の部
株主資本 41.7億円 42.2億円
評価・換算差額等 0.1億円 -0.0億円
純資産 41.8億円 42.2億円
負債純資産 52.9億円 51.5億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 41.0億円 38.1億円
売上原価 14.4億円 12.5億円
売上総利益又は売上総損失(△) 26.6億円 25.6億円
販売費及び一般管理費 25.3億円 23.9億円
営業利益又は営業損失(△) 1.3億円 1.7億円
営業外収益 0.2億円 0.3億円
営業外費用 0.1億円 0.0億円
経常利益又は経常損失(△) 1.4億円 2.0億円
特別利益 0.1億円 0.2億円
特別損失 0.0億円 0.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 1.4億円 2.2億円
法人税、住民税及び事業税 1.3億円 0.4億円
過年度法人税等 0.3億円 0.1億円
法人税等調整額 -0.6億円 0.3億円
法人税等 1.0億円 0.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 0.4億円 1.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 0.4億円 1.4億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 3.1億円 1.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -1.0億円 -1.2億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -1.0億円 -1.1億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 -0.0億円 0.0億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1.1億円 -0.9億円
現金及び現金同等物の残高 22.2億円 21.3億円
現金及び現金同等物の残高 22.2億円 21.3億円