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フコク 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

株式会社フコク(5185)の2025年3月期決算に基づき、証券アナリストの視点で「足元の変化と今後の見通し」を要約・分析します。

1. 要点(3行)

  • 本業の収益性が急改善: 売上高は前期比0.9%増の896.57億円に留まるも、合理化や価格転嫁により営業利益は29.5%増(47.21億円)と大幅増益を達成。
  • 中国子会社の不祥事が重石: 上海子会社での不正行為に伴う貸倒引当金繰入や特別調査費用、固定資産の減損損失(2.82億円)が計上され、親会社株主に帰属する当期純利益は3.9%減(29.31億円)の着地。
  • 強気の次期見通しと増配: 2026年3月期は為替前提を円高に置きつつも、純利益は前期比19.4%増(35億円)を予想。年間配当は前期から10円増の85円へと増配を計画。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の通期実績は以下の通りです。

  • 売上高: 896.57億円(前期比 +0.9%)
  • 営業利益: 47.21億円(前期比 +29.5%)
  • 経常利益: 45.69億円(前期比 +11.6%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 29.31億円(前期比 △3.9%)

【分析】 通期計画に対する進捗率は100%での着地ですが、営業利益ベースでは前期の36.46億円から約10.7億円の上積みを実現しており、収益構造の体質改善が進んでいます。一方で、中国子会社の不正問題による一過性費用が経常・純利益段階での伸びを抑制しました。

3. セグメント別のモメンタム

  • 機能品事業(勢い:強): 売上高411.49億円(+5.5%)、セグメント利益49.99億円(+15.3%)。ワイパーブレード用ラバー等の受注が堅調。為替の追い風に加え、コスト増を価格転嫁で吸収。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 896.6億円 +0.9% 888.5億円
営業利益 47.2億円 +29.5% 36.5億円
経常利益 45.7億円 +11.6% 40.9億円
当期純利益(親会社帰属) 29.3億円 -3.9% 30.5億円
包括利益 51.4億円 +4.4% 49.3億円
1株当たり当期純利益 181.87円 189.35円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 794.0億円 760.3億円
純資産 459.4億円 420.1億円
自己資本比率 54.5% 52.0%
自己資本 432.7億円 395.4億円
1株当たり純資産 2,684.64円 2,453.38円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 7.1% 8.1%
ROA(総資産経常利益率) 5.9% 5.5%
売上高営業利益率 5.3% 4.1%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 66.3億円 88.4億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -58.4億円 -44.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -6.4億円 -27.8億円
期末現金及び現金同等物残高 119.8億円 114.0億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 880.0億円 -1.8%
営業利益 50.0億円 +5.9%
経常利益 50.0億円 +9.4%
当期純利益 35.0億円 +19.4%
1株当たり当期純利益 217.13円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 27.5円 37.5円
期末 32.5円 37.5円
配当性向:当期 41.2% / 前期 31.7% 純資産配当率:当期 2.9% / 前期 2.6%