株式会社フコクは、独立系の自動車用ゴム部品メーカーです。主力製品はワイパーブレードラバー(世界トップシェア)、振動を吸収するダンパーやマウント、精密シール部品などで、売上高の8割以上を自動車関連が占めています。 主要顧客は国内外の完成車メーカーおよびTier1部品メーカーです。競合環境としては、住友理工などの大手ゴム製品メーカーが挙げられますが、ワイパー事業など特定のニッチ領域で非常に高い競争力を持っています。近年は「非自動車分野」の拡大を掲げ、ライフサイエンス事業や航空宇宙、半導体装置向け製品への展開を加速させています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
6.1%
≧5%が優良
ROE
6.7%
≧10%が優良
ROIC
5.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
29.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-4.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は売上高896.57億円(前年比0.9%増)、営業利益47.21億円(同29.5%増)と増収増益を達成。
- 中国子会社での不正行為(約4.23億円の着服疑い)に伴う貸倒引当金繰入や特別調査費用の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は29.31億円(同3.9%減)の減益。
- 新中期経営計画「2026」が始動し、インド市場への投資強化やライフサイエンス事業の新設など、成長基盤の改革を推進中。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 10.0億円 / 予想: 50.0億円
+2.0%
売上高
実績: 227.2億円 / 予想: 880.0億円
+2.2%
2Q
営業利益
実績: 15.5億円 / 予想: 50.0億円
-24.8%
売上高
実績: 443.7億円 / 予想: 880.0億円
-0.5%
3Q
営業利益
実績: 26.2億円 / 予想: 37.0億円
-29.3%
売上高
実績: 669.2億円 / 予想: 880.0億円
+0.2%
3行解説
- 本業の苦戦と減益: 売上高は669.17億円(前年同期比0.2%増)と横ばいながら、原材料・労務費の高騰や東南アジアでの需要低迷により、営業利益は26.21億円(同29.3%減)と大幅な減益。
- 巨額の自己株式取得: 11月に実施した公開買付けにより、約45.5億円の自己株式を取得。これにより自己資本比率が54.5%から48.6%へ急低下したが、資本効率の向上を優先する姿勢が鮮明となった。
- 10%近い株式消却を発表: 決算と同日に発行済株式総数の9.65%に相当する170万株の消却を発表。業績の停滞を強力な株主還元策で補う形となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -29.3% | -0.7% | -3.3% | -5.2% | — |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -24.8% | +0.9% | -4.9% | -3.6% | -0.9% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +2.0% | +0.5% | -5.2% | +2.4% | -5.6% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +29.5% | -0.2% | +0.2% | -2.7% | +0.6% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +64.4% | -0.8% | -9.9% | -2.6% | -7.2% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第72期(2024/04/01-2025/03/31)