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バンドー化学 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

バンドー化学株式会社は、1906年創業の日本初のベルトメーカーであり、ゴム・プラスチック製品のパイオニアです。

  • 事業内容: 自動車部品事業(伝動ベルト等)、産業資材事業(搬送ベルト等)、高機能エラストマー製品事業(精密事務機器部品、電子資材等)を主軸とし、医療機器やロボット関連デバイスにも進出しています。
  • 主要製品: 補機駆動用伝動ベルト(リブエース®)、産業機械用Vベルト、樹脂コンベヤベルト(サンライン®ベルト)、医療用骨再生材料(e=Bone®)など。
  • 主要顧客: トヨタ自動車等の日系自動車メーカー、OA機器メーカー、建設機械・農業機械メーカー。
  • 競合環境: 三ツ星ベルトやゲイツ(米)等の国内外大手ベルトメーカーと競合。近年は電気自動車(EV)化への対応や、非ベルト事業の育成が課題となっています。

2. 要点(3行)

  • 減損の直撃による大幅減益: 売上収益は1,155.9億円(前年比6.8%増)と増収を確保したが、米国子会社の撤退や医療機器事業(Aimedic MMT)ののれん減損など計59.4億円の特別損失を計上し、親会社株主に帰属する当期利益は14.9億円(同75.8%減)と激減した。
  • 自動車事業が牽引、産業資材はコスト苦: 自動車部品事業はスクーター用ベルトや補修市場向けが好調で19.1%のセグメント増益となった一方、産業資材事業は原材料費高騰等により27.2%の減益となり、収益性に明暗が分かれた。
  • 株主還元は維持・強化: 大幅減益ながら配当は年76円(配当性向176.5%)を維持し、さらに20億円規模の自社株買いを継続するなど、キャッシュ創出力を背景とした極めて積極的な還元姿勢が目立つ。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 収益性: 売上収益は1,155.9億円(前年比6.8%増)、本業の稼ぐ力を示すコア営業利益は77.4億円(同2.1%増)と堅実でした。しかし、営業利益は34.8億円(同55.2%減)に沈んでいます。

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  • 🔒 業績・収益性のトレンド
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  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
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  • 🔒 キャッシュフローの質
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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上収益 813.7億円 937.4億円 1036.1億円 1082.8億円 1155.9億円
税引前利益又は税引前損失(△) 56.2億円 34.1億円 85.4億円 86.8億円 34.7億円
当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 39.4億円 12.1億円 57.2億円 61.8億円 15.0億円
当期包括利益:親会社の所有者に帰属 77.8億円 42.3億円 86.9億円 112.3億円 22.1億円
親会社の所有者に帰属する持分 704.9億円 721.3億円 776.6億円 851.6億円 821.3億円
総資産額 1162.8億円 1163.8億円 1189.7億円 1256.2億円 1206.9億円
1株当たり親会社所有者帰属持分 1,546.94円/株 1,620.2円/株 1,785.25円/株 1,985.07円/株 1,964.73円/株
基本的1株当たり利益又は損失(△) 86.57円/株 26.92円/株 129.96円/株 142.55円/株 35.32円/株
希薄化後1株当たり利益又は損失(△)
親会社所有者帰属持分比率 60.6% 62.0% 65.3% 67.8% 68.0%
親会社所有者帰属持分利益率 5.9% 1.7% 7.6% 7.6% 1.8%
株価収益率 864.0% 3280.0% 814.0% 1326.0% 4666.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 101.7億円 95.9億円 77.1億円 140.6億円 107.6億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -27.7億円 -5.3億円 -39.8億円 -47.4億円 -41.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -36.3億円 -99.4億円 -64.3億円 -89.6億円 -69.1億円
現金及び現金同等物 188.6億円 188.4億円 167.7億円 179.3億円 177.2億円
従業員数 410500.0% 412200.0% 406900.0% 402300.0% 409300.0%
平均臨時雇用人員 70400.0% 73800.0% 77000.0% 78200.0% 83000.0%

貸借対照表

項目 前期当期
財政状態計算書
資産 1256.2億円 1206.9億円
流動資産 635.6億円 634.0億円
非流動資産 620.6億円 573.0億円
資産 1256.2億円 1206.9億円
負債および資本
負債 401.1億円 381.9億円
資本 855.1億円 825.0億円
負債および資本合計 1256.2億円 1206.9億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上収益 1082.8億円 1155.9億円
売上原価 772.5億円 828.0億円
売上総利益 310.3億円 327.9億円
販売費及び一般管理費 234.5億円 250.4億円
その他の収益 3.4億円 6.8億円
その他の費用 16.2億円 65.7億円
持分法による投資損益(△は損失) 14.7億円 16.3億円
営業利益(△損失) 77.7億円 34.8億円
金融収益 12.7億円 5.8億円
金融費用 3.6億円 5.9億円
税引前利益(△損失) 86.8億円 34.7億円
法人所得税費用 24.6億円 19.3億円
当期利益(△損失) 62.2億円 15.4億円
当期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者に帰属する1株当たり当期利益

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 140.6億円 107.6億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -47.4億円 -41.9億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -89.6億円 -69.1億円
現金及び現金同等物の為替変動による影響 8.0億円 1.1億円
換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 11.6億円 -2.2億円
現金及び現金同等物 179.3億円 177.2億円
現金及び現金同等物 179.3億円 177.2億円