日本コンクリート工業 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 2025年3月期決算は、売上高526.52億円(前期比1.9%減)、営業利益9.9億円(同45.2%減)と大幅な減益となり、土木製品事業での減損損失7億円計上により2.09億円の純損失に転落した。
  • セグメント間では、リニア中央新幹線向け製品が牽引する「コンクリート二次製品事業」が好調な一方、主力の一角である「基礎事業」が需要減と工期遅延の影響で利益率が急悪化(利益90.4%減)している。
  • 2026年3月期の通期予想では黒字浮上を見込むものの、配当予想を前期の13円から8円へと大幅に減額(5円減配)する方針を示し、財務の立て直しを優先する慎重な姿勢が鮮明となった。

2. 直近の業績と進捗率

  • 売上高: 526.52億円(前期比1.9%減)
  • 営業利益: 9.9億円(同45.2%減)
  • 経常利益: 14.52億円(同35.2%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純損失: △2.09億円(前年は6.14億円の黒字)
  • 進捗率と勢い: 2025年3月期の実績は、期初予想を下振れて着地。営業利益率は前年の3.4%から1.9%へ低下しており、コスト増と生産量減少による収益性の低下が顕著である。次期(2026年3月期)予想の営業利益11億円は、今期の低迷からの微増にとどまり、回復の勢いは緩やかである。

3. セグメント別のモメンタム

  • 基礎事業(減速): 売上高242.23億円(同8.7%減)、セグメント利益1.17億円(同90.4%減)。全国的な需要減(約6%減)に加え、案件の受注・着工遅延が直撃し、シェア低下と生産子会社の収支悪化が重なった。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 526.5億円 -1.9% 536.5億円
営業利益 9.9億円 -45.2% 18.1億円
経常利益 14.5億円 -35.2% 22.4億円
当期純利益(親会社帰属) -2.1億円 6.1億円
包括利益 3.2億円 -89.7% 31.0億円
1株当たり当期純利益 -3.86円 11.31円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 772.8億円 820.0億円
純資産 399.9億円 403.9億円
自己資本比率 47.9% 45.7%
自己資本 369.8億円 375.1億円
1株当たり純資産 681.08円 690.7円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) -0.6% 1.7%
ROA(総資産経常利益率) 1.8% 2.8%
売上高営業利益率 1.9% 3.4%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー -3.0億円 58.4億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -26.6億円 -13.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -11.3億円 -5.1億円
期末現金及び現金同等物残高 70.3億円 111.2億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 550.0億円 +4.5%
営業利益 11.0億円 +11.1%
経常利益 15.0億円 +3.2%
当期純利益 10.0億円
1株当たり当期純利益 18.41円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 6.5円 6.5円
期末 6.5円 6.5円
配当性向:当期 — / 前期 114.9% 純資産配当率:当期 1.9% / 前期 1.9%