日本コンクリート工業株式会社は、コンクリートポール(電柱)、コンクリートパイル(基礎杭)、および土木製品(セグメント等)の製造・販売を主軸とする総合コンクリートメーカーです。
- 主要製品・サービス:電力・通信インフラ向けの「NC式」コンクリートポール、建築・土木基礎用の高強度コンクリートパイル(ONAパイル等)、リニア中央新幹線向け等のRCセグメント。
- 主要顧客:電力会社、通信会社、ゼネコン、地方自治体。
- 競合環境:パイル市場では三谷セキサン、日本ヒューム等と競合。原材料価格(鋼材・セメント)の高騰や、建設現場の人手不足、物流2024年問題による工期延長の影響を強く受ける環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
1.9%
≧10%が優良
ROA
1.2%
≧5%が優良
ROE
-0.5%
≧10%が優良
ROIC
0.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-45.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-134.1%
≧10%が優良
3行解説
- パイル需要の減少と案件の期ずれにより、売上高526.52億円(前期比1.9%減)、2.09億円の純損失(前期は6.14億円の黒字)に転落した。
- 土木製品事業はリニア中央新幹線向けセグメントが好調で増益を牽引したが、基礎事業の利益が前期比90.4%減と激減し、全体の足を引っ張った。
- 営業キャッシュ・フローが2.97億円のマイナスへ転じ、収益性の低下から7億円超の減損損失を計上するなど、資産効率と現金創出力に課題を残した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.3億円 / 予想: 11.0億円
—
売上高
実績: 109.0億円 / 予想: 550.0億円
-15.8%
2Q
営業利益
実績: 1.3億円 / 予想: 11.0億円
-85.5%
売上高
実績: 237.9億円 / 予想: 550.0億円
-7.1%
3Q
営業利益
実績: 3.0億円 / 予想: 1.5億円
-72.7%
売上高
実績: 372.3億円 / 予想: 490.0億円
-5.3%
3行解説
- 第3四半期(Q3)累計の純利益は前年同期比12.6%増の5.7億円を確保したが、本業の営業利益は同72.7%減の3.0億円と大幅な減益に着地。
- 通期業績予想を下方修正し、営業利益は期初予想から大幅減の1.5億円(前期比84.8%減)へ。Q4単体での営業赤字転落を見込む厳しい内容。
- コンクリート二次製品事業が堅調な一方、主力の基礎事業(パイル)が需要低迷と生産子会社の採算悪化により赤字に転落したことが最大の誤算。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -72.7% | -6.6% | -2.5% | -4.2% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -85.5% | -2.3% | +0.7% | -3.0% | -4.3% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -5.5% | -5.6% | +6.4% | -5.6% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -45.2% | -6.9% | -11.2% | -13.1% | -13.6% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -39.4% | -5.2% | -7.0% | -1.5% | -7.0% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第94期(2024/04/01-2025/03/31)