企業解説
1. 企業概要
株式会社日本製鋼所グループは、「素材と機械で社会課題解決」を掲げる総合メーカーです。主に、産業機械事業(樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器、電子デバイス関連機器など)、素形材・エンジニアリング事業(発電用・原子力関連部材、ロール材・金型材、鋼構造物、風力発電機器の保守など)、その他事業(フォトニクス事業、金属材料事業など)の3つのセグメントを展開しています。
ビジネスモデルは、これら多岐にわたる製品・サービスの製造から販売、保守までを一貫して手掛けることにあります。特に、高度な技術力とノウハウを要する高付加価値製品が多く、国内外に多数の子会社・関連会社を擁してグローバルに展開しています。
2026年3月期の連結売上高2,748億円のうち、産業機械事業が約82%を占める主要な収益源であり、素形材・エンジニアリング事業が約17%、その他事業が約1%を占めています。特定の顧客(防衛装備庁)への売上高が連結売上高の11.1%を占める特徴があります。
2. 要点(3行)
日本製鋼所は、産業機械と素形材・エンジニアリングを主軸とし、素材と機械で社会課題解決を目指す総合メーカー。品質不適切行為を契機とした組織風土改革とガバナンス強化を推進しつつ、環境・エネルギー、DX分野での新規事業育成に積極投資。技術力を活かした高付加価値製品でグローバル展開を図り、安定的な財務基盤を維持しながら成長を目指す。
3. 経営者の質
- 代表取締役社長 松尾敏夫: 1962年3月6日生。1984年の当社入社以来、広島製作所の要職、各事業部の管掌、安全保障輸出管理管掌などを歴任し、2022年4月から現職。製造現場から事業戦略まで幅広い経験を持つ生え抜きの経営者であり、事業の現場と技術への深い理解を持つと推察されます。
無料会員登録すると、企業解説の全文をお読みいただけます。
無料会員登録市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- 無料会員登録で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
無料会員登録すると、市場ポジションをご覧いただけます。
無料会員登録業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 | 2026年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 2137.9億円 | 2387.2億円 | 2525.0億円 | 2485.6億円 | 2748.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 167.7億円 | 149.6億円 | 199.4億円 | 234.9億円 | 260.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 139.5億円 | 119.7億円 | 142.8億円 | 179.6億円 | 192.4億円 |
| 包括利益 | 121.2億円 | 143.0億円 | 223.3億円 | 214.6億円 | 260.5億円 |
| 純資産額 | 1510.8億円 | 1606.4億円 | 1786.1億円 | 1951.0億円 | 2138.3億円 |
| 総資産額 | 3397.3億円 | 3483.6億円 | 3667.8億円 | 3981.2億円 | 4299.8億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,031.29円/株 | 2,162.18円/株 | 2,404.83円/株 | 2,625.13円/株 | 2,885.87円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 189.63円/株 | 162.75円/株 | 194.02円/株 | 244.03円/株 | 261.38円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 44.0% | 45.7% | 48.3% | 48.5% | 49.4% |
| 自己資本利益率 | 9.6% | 7.8% | 8.5% | 9.7% | 9.5% |
| 株価収益率 | 2014.0% | 1523.0% | 1746.0% | 2146.0% | 3203.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 223.3億円 | -9.9億円 | 217.1億円 | -45.7億円 | -168.9億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -29.8億円 | 9.5億円 | -68.4億円 | -122.7億円 | -171.0億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -28.6億円 | -201.1億円 | -49.0億円 | -57.2億円 | 360.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 1058.0億円 | 864.0億円 | 969.0億円 | 751.5億円 | 773.9億円 |
| 従業員数 | 532900.0% | 496600.0% | 511500.0% | 528300.0% | 541900.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 46400.0% | 83000.0% | 78600.0% | 71700.0% | 68100.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 2955.9億円 | 3116.0億円 |
| ▶ 固定資産 | 1025.3億円 | 1183.8億円 |
| 資産 | 3981.2億円 | 4299.8億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 1676.4億円 | 1290.5億円 |
| ▶ 固定負債 | 353.8億円 | 871.0億円 |
| 負債 | 2030.2億円 | 2161.5億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 1771.5億円 | 1896.5億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 160.7億円 | 227.8億円 |
| 非支配株主持分 | 18.8億円 | 14.0億円 |
| 純資産 | 1951.0億円 | 2138.3億円 |
| 負債純資産 | 3981.2億円 | 4299.8億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 2485.6億円 | 2748.5億円 |
| 売上原価 | 1875.6億円 | 2105.9億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 609.9億円 | 642.6億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 381.7億円 | 389.5億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 228.2億円 | 253.1億円 |
| ▶ 営業外収益 | 16.2億円 | 23.2億円 |
| ▶ 営業外費用 | 9.5億円 | 15.7億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 234.9億円 | 260.5億円 |
| ▶ 特別利益 | 14.4億円 | 31.4億円 |
| ▶ 特別損失 | 16.3億円 | 13.6億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 233.1億円 | 278.3億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 69.4億円 | 71.4億円 |
| 法人税等調整額 | -17.9億円 | 13.1億円 |
| 法人税等 | 51.5億円 | 84.5億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 181.5億円 | 193.8億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 1.9億円 | 1.4億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 179.6億円 | 192.4億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | -45.7億円 | -168.9億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -122.7億円 | -171.0億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -57.2億円 | 360.9億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 8.1億円 | 1.4億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -217.5億円 | 22.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 751.5億円 | 773.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 751.5億円 | 773.9億円 |