株式会社日本製鋼所(JSW)は、樹脂製造・加工機械、成形機などの「産業機械事業」と、発電用・原子力部材を中心とした鋳鍛鋼品を手掛ける「素形材・エンジニアリング事業」を二大柱とする素材・機械の総合メーカーです。
- 主要製品: 二軸混練押出機(樹脂機械で世界トップクラスシェア)、プラスチック射出成形機、防衛関連機器(火砲等)、電力・原子力向け大型鋳鍛鋼品。
- 競合環境: 樹脂機械では世界的な素材メーカーと取引し、成形機では国内外の精密機械メーカーと競合。素形材では、世界でも数少ない超大型鋳鍛鋼品の製造能力を誇り、参入障壁が極めて高い。
- 主要顧客: 化学メーカー、自動車メーカー、電力会社、防衛省など。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
9.2%
≧10%が優良
ROA
6.0%
≧5%が優良
ROE
9.6%
≧10%が優良
ROIC
7.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
26.7%
≧10%が優良
EPS成長率
25.8%
≧10%が優良
3行解説
- 原子力関連製品の需要回復により、素形材・エンジニアリング事業の営業利益が前年同期比169.6%増と急伸し、連結全体の増益を牽引した。
- 期末受注残高が3,969億円(前年同期比18.4%増)と過去最高水準を更新する一方、仕掛品の急増(323億円増)により営業CFは45億円の赤字に転じた。
- 1株当たり配当を前年度の59円から86円へ大幅に引き上げ、配当性向35%以上・DOE2.5%下限を掲げるなど株主還元姿勢を明確に強化している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 52.7億円 / 予想: 245.0億円
+23.5%
売上高
実績: 675.4億円 / 予想: 2900.0億円
+41.9%
2Q
営業利益
実績: 121.9億円 / 予想: 245.0億円
+47.1%
売上高
実績: 1356.6億円 / 予想: 2900.0億円
+25.3%
3Q
営業利益
実績: 175.3億円 / 予想: 245.0億円
+2.9%
売上高
実績: 2011.4億円 / 予想: 2900.0億円
+16.4%
通期
営業利益
実績: 253.1億円 / 予想: 未開示
+10.9%
売上高
実績: 2748.5億円 / 予想: 未開示
+10.6%
3行解説
- 2026年3月期は、防衛関連機器の需要拡大や豊富な受注残を背景に、売上高・営業利益ともに前期比で10%を超える増収増益を達成した。
- 産業機械事業が牽引役となり営業利益200億円を突破した一方、原材料増や運転資金の拡大により営業キャッシュ・フローは大幅なマイナスに転じた。
- 次期(2027年3月期)は売上高3,100億円の大台を見込むが、利益面では品質不適切行為への対応や地政学リスクに伴うコスト増を慎重に織り込んでいる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +10.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +2.9% | +4.2% | +3.0% | +8.6% | +9.7% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +47.1% | +0.4% | +14.8% | +1.2% | -8.3% |
| 2025-08-04 | 2026年3月期 第1四半期 | +23.5% | +1.1% | -1.7% | -11.4% | -15.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +26.7% | -1.2% | -6.2% | +21.8% | +26.2% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +51.6% | +8.3% | -2.2% | +8.3% | +9.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)