短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅減益も純利益は通期超過: 主力の金属チタン事業がボーイング社のサプライチェーン混乱や中国勢の増産影響で苦戦し、営業利益は前年同期比39.2%減。一方で親会社株主に帰属する四半期純利益(20.16億円)は、既に通期計画(19億円)を超過している。
- 会計方針変更による利益押し上げ: 棚卸資産の評価方法を「先入先出法」から「移動平均法」へ変更。この遡及適用により、前年同期比較で売上原価が3.72億円減少、営業利益・経常利益が同額押し上げられるプラスの影響があった。
- セグメント間の明暗: 触媒事業は中国市場の回復で増収増益(営業利益18.9%増)、化学品事業もMLCC向け需要の底打ちで赤字幅が縮小したが、利益柱のチタン事業の減退を補うには至っていない。
2. 直近の業績と進捗率
- 売上高: 613.23億円(前年同期比6.8%減)
- 営業利益: 29.28億円(前年同期比39.2%減)
- 経常利益: 31.84億円(前年同期比34.4%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 20.16億円(前年同期比42.0%減)
通期計画(売上高813億円、営業益40億円、純利益19億円)に対する進捗率:
- 売上高:75.4%(前年同期進捗:77.2%)
- 営業利益:73.2%(前年同期進捗:73.0%)
- 純利益:106.1%(前年同期進捗:86.9%)
売上高・営業利益の進捗は例年並みで概ね順調だが、純利益が通期予想を上回って着地しており、通期計画の上方修正が期待される水準にある。
3. セグメント別のモメンタム
- 金属チタン事業【減速】: 売上高401.75億円(18.5%減)、営業利益30.44億円(41.6%減)。ボーイング社のトラブルに起因する在庫調整の長期化が直撃。中国メーカーの過剰生産による市況悪化も響いた。半導体向け高純度チタンは堅調。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 直近の業績と進捗率
- 🔒 セグメント別のモメンタム
- 🔒 予想の修正と背景
- 🔒 キャッシュフローと財務の急変
- 🔒 経営陣のトーンと重要イベント
- 🔒 懸念点と不確実性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 613.2億円 | -6.8% | 658.0億円 |
| 営業利益 | 29.3億円 | -39.2% | 48.2億円 |
| 経常利益 | 31.8億円 | -34.4% | 48.6億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 20.2億円 | -42.0% | 34.7億円 |
| 包括利益 | 18.9億円 | -45.0% | 34.4億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 28.33円 | — | 48.82円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1260.0億円 | 1248.0億円 |
| 純資産 | 589.1億円 | 583.5億円 |
| 自己資本比率 | 46.8% | 46.8% |
| 自己資本 | 589.1億円 | 583.5億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 813.0億円 | -8.6% |
| 営業利益 | 40.0億円 | -39.8% |
| 経常利益 | 36.0億円 | -42.7% |
| 当期純利益 | 19.0億円 | -55.4% |
| 1株当たり当期純利益 | 26.69円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 8円 | 9円 |
| 期末 | 10円 | 9円 予想 |
| 年間合計 | 18円 | 18円 予想 |