東邦チタニウム株式会社は、世界有数の金属チタンメーカーであり、JX金属株式会社の連結子会社(議決権50.41%保有)です。
- 事業内容: 主に「金属チタン事業」「触媒事業」「化学品事業」の3セグメントを展開。
- 主要製品: スポンジチタン(航空機向け)、プロピレン重合用触媒(プラスチック原料用)、超微粉ニッケル(積層セラミックコンデンサ:MLCC用)。
- 主要顧客: Titanium Metals Corporation(売上比率36.0%)、日本製鉄株式会社(15.3%)。
- 競合環境: 高品質な航空機向けスポンジチタンで高いシェアを持ちますが、一般産業用では中国メーカーの過剰生産による価格競争に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
6.6%
≧10%が優良
ROA
4.7%
≧5%が優良
ROE
6.5%
≧10%が優良
ROIC
3.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
13.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
4.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-24.7%
≧10%が優良
3行解説
- 航空機需要の回復と地政学リスクに伴うロシア産回避の動きを背景に、金属チタン事業が大幅な増益(前期比53.6%増)を達成し、全体を牽引した。
- 化学品事業はMLCC向け需要の調整とニッケル国際価格の下落、在庫削減に伴う生産調整が重なり、14.9億円の営業赤字へ転落した。
- 2030年目標に向けた「DOE 2%以上」の新配当方針を導入し株主還元を強化する一方、次世代ニッケル粉工場へ106億円を投じるなど積極的な設備投資を継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 8.2億円 / 予想: 43.0億円
-53.5%
売上高
実績: 221.5億円 / 予想: 923.0億円
+3.7%
2Q
営業利益
実績: 13.2億円 / 予想: 40.0億円
-49.5%
売上高
実績: 410.4億円 / 予想: 813.0億円
-6.2%
3Q
営業利益
実績: 29.3億円 / 予想: 40.0億円
-39.3%
売上高
実績: 613.2億円 / 予想: 813.0億円
-6.8%
3行解説
- 大幅減益も純利益は通期超過: 主力の金属チタン事業がボーイング社のサプライチェーン混乱や中国勢の増産影響で苦戦し、営業利益は前年同期比39.2%減。一方で親会社株主に帰属する四半期純利益(20.16億円)は、既に通期計画(19億円)を超過している。
- 会計方針変更による利益押し上げ: 棚卸資産の評価方法を「先入先出法」から「移動平均法」へ変更。この遡及適用により、前年同期比較で売上原価が3.72億円減少、営業利益・経常利益が同額押し上げられるプラスの影響があった。
- セグメント間の明暗: 触媒事業は中国市場の回復で増収増益(営業利益18.9%増)、化学品事業もMLCC向け需要の底打ちで赤字幅が縮小したが、利益柱のチタン事業の減退を補うには至っていない。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-06 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-07 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕 (連結)
短信
2025-08-01 2026-03 第1四半期 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-18 2025-03 期末 有価証券報告書-第94期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-08 2025-03 通期 2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-07 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)