短信要約
1. 要点(3行)
- 銅価格の歴史的高騰を背景に売上高・営業利益は増益を確保したものの、ヘッジ目的のデリバティブ関連損失が15億円超発生し、経常利益・純利益は前年同期比で約97%減と激減した。
- 販売数量は7.6%増と堅調で、主力製品の伸銅品に加え、伸銅加工品が30%超の増収となるなど、本業の収益力そのものは拡大傾向にある。
- 同日、通期業績予想を修正。営業利益は上方修正する一方、デリバティブ損失を織り込み純利益を大幅に引き下げた。自己資本比率も10ポイント低下しており、財務面の急速な変化が目立つ。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期累計の着地は以下の通りです。
- 売上高: 213.54億円(前年同期比 +9.7%)
- 営業利益: 15.48億円(同 +9.8%)
- 経常利益: 0.38億円(同 △96.5%)
- 四半期純利益: 0.26億円(同 △96.5%)
通期計画(修正後)に対する進捗率と勢い:
- 売上高: 71.6%(前年同期の進捗率 74.3%に対し、ややスローペース)
- 営業利益: 58.8%(前年同期の進捗率 77.0%に対し、大幅に遅延。第4四半期への偏重が鮮明)
- 純利益: 4.2%(前年同期 87.2%に対し、進捗は極めて悪い) 本業(営業利益)ベースでも、前年同期と比較して進捗に勢いを欠いており、通期目標達成には第4四半期で約11億円の営業利益を稼ぐ必要があり、ハードルは高いと言えます。
3. セグメント別のモメンタム
単一セグメントですが、部門別の状況は以下の通りです。
- 伸銅品(主力の板・条など): 売上高187.73億円(前年同期比 +9.7%)。販売数量も7.6%増と、主要原材料である銅・亜鉛の高騰を価格転嫁しつつ、物量も確保しており**「勢い」**があります。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 213.5億円 | +9.7% | 194.7億円 |
| 営業利益 | 15.5億円 | +9.8% | 14.1億円 |
| 経常利益 | 38,000,000円 | -96.5% | 11.0億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 26,000,000円 | -96.5% | 7.5億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 12.3円 | — | 352.02円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 192.1億円 | 164.7億円 |
| 純資産 | 119.6億円 | 119.1億円 |
| 自己資本比率 | 62.3% | 72.3% |
| 自己資本 | 119.6億円 | 119.1億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 298.0億円 | +14.1% |
| 営業利益 | 26.3億円 | +43.3% |
| 経常利益 | 8.5億円 | -39.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 290.13円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 5円 | 5円 |
| 期末 | 10円 | 10円 予想 |
| 年間合計 | 15円 | 15円 予想 |