日本伸銅は、黄銅(真鍮)の棒・線を中心とした伸銅品の製造・販売を行う、創業80年を超える老舗メーカーです。主に電気・電子部品、自動車部品、住宅設備等の素材となる中間財を供給しています。東証スタンダード上場の株式会社CKサンエツの連結子会社(持株比率55.5%)であり、グループ内での生産品種の棲み分けや原料の共同購買を通じて、伸銅業界における「最適分業体制」の一翼を担っています。収益構造は、国際的な銅・亜鉛相場に加工賃(ロールマージン)を乗せる形態が基本ですが、デリバティブ取引等による相場変動リスクの管理が利益確定の鍵を握っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
7.0%
≧10%が優良
ROA
11.7%
≧5%が優良
ROE
8.4%
≧10%が優良
ROIC
9.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
52.9%
≧10%が優良
EPS成長率
73.7%
≧10%が優良
3行解説
- CKサンエツグループの中核企業として、兄弟会社との相互OEM供給や原料共同購買による圧倒的なコスト競争力と生産効率を追求。
- 国内市場の縮小を見据え、鉛・カドミウム等の有害物質を制限した「環境対応材」へのシフトを戦略の柱とし、付加価値の向上を図っている。
- 自己資本比率72.3%という極めて強固な財務基盤を背景に、相場変動耐性を維持しつつ、グループシナジーを最大化する安定経営を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.2億円 / 予想: 11.7億円
-47.5%
売上高
実績: 70.9億円 / 予想: 260.0億円
+11.7%
2Q
営業利益
実績: 7.3億円 / 予想: 11.7億円
-31.1%
売上高
実績: 138.2億円 / 予想: 260.0億円
+7.7%
3Q
営業利益
実績: 15.5億円 / 予想: 26.3億円
+9.8%
売上高
実績: 213.5億円 / 予想: 298.0億円
+9.7%
通期
営業利益
実績: 26.9億円 / 予想: 未開示
+46.8%
売上高
実績: 301.4億円 / 予想: 未開示
+15.4%
3行解説
- 2026年3月期は、主力製品の販売数量増加(前年同期比6.3%増)と銅相場の上昇により、売上高301億45百万円(15.4%増)、営業利益26億94百万円(46.8%増)の大幅な増収増益を達成。
- 一方で、銅相場の変動リスクヘッジに伴うデリバティブ損失17億3百万円を営業外費用として計上したため、経常利益は10億28百万円(27.2%減)、当期純利益は7億42百万円(23.1%減)と二桁の減益着地。
- 次期(2027年3月期)は売上高368億円(22.1%増)と増収を維持するものの、今期発生した在庫の相場差益剥落を見込み、営業利益は13億20百万円(51.0%減)と半減する見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +46.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +9.8% | +2.4% | -4.1% | +9.0% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -31.1% | -0.3% | -3.2% | -4.9% | -1.9% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -47.5% | +0.3% | +0.6% | +5.9% | -1.6% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +52.9% | +4.0% | -1.2% | -3.4% | -5.4% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +53.1% | +0.6% | -1.3% | +5.6% | +13.1% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)